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福岡教育大学教職大学院でUDLのお話をさせていただきました。

昨日、小雪の舞う福岡にやってきました。

今回のお仕事は、福岡教育大学教職大学院にゲストティーチャーとしてお招きいただき、UDLの概論と米国の実践例のご紹介をしました。

参加された方のお一人が、こんなことをおっしゃっていました。

「自分は、今までユニバーサルデザインの授業というものを、まったく誤解してとらえていました。特別支援の観点から、“教室をすっきりさせれば、みんな集中できる”とか、“視覚的に示せば、みんなわかる”とか思っていましたが、今日折り紙をやって、自分自身は視覚的な情報より継次的な情報の方がわかりやすくて・・・ユニバーサルデザインは、これさえやればいいという魔法の杖のようなものではないということに、今日のお話を聞いて気づきました」

この感想をいただけただけでも、九州まで飛んできた甲斐がありました。

ユニバーサルデザインという言葉が、日本では本来の意味とちょっと違った解釈をされている部分があり、それが教育現場で独り歩きしてしまっていると、このブログでも度々書いてきました。

いろんな場で、いろんな形で、これからも「多様性に対応するために、柔軟性を持たせること」の重要性を、伝え続けていきたいと改めて感じています。

講義を聴いてくださった院生さんは、学部上がりの院生さんと、現場を一時的に離れて院で学んでいる現職教員の方とがいます。専門性を高め、今後学校現場でリーダーシップを取っていく人たちでしょう。こういう場でUDLのお話ができるのは、とてもありがたいことです。これから現場に出ていく、あるいは戻っていく先生方に、ぜひ実践の中でUDLの考え方を生かしていってもらいたいと願います。

また、夜は宗像市・福津市内の先生方が20人以上集まり、UDLの視点で授業を創ったり改善したりすることについてお話しし、一緒に考えていただきました。

これは義務的な教員研修ではなくて、先生方自らの希望で、お仕事の後駆けつけてくださったそうです。関心の高さにうれしい驚きです。

後半は、「教科書」や「校外学習」など9つの具体的な学習活動について、どんな子にとっての「障害」となりうるか、UDLの視点でどのように解決するか、アイデアを出し合ってもらいました。

難しいと感じたかもしれません。でも、「こうすることがUDL」という模範解答はありません。この視点でチェックし、その「障害となるもの」を解消するためのアプローチを考えるプロセスこそがUDLなのだと、理解していただけたら嬉しいです。

貴重な機会を提供してくださった、福岡教育大学教職大学院の納富恵子先生に、改めて感謝申し上げます。

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今日は小倉で、小学校の見学とミニ研修です。

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