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“チョーク&トーク”の授業をする先生はクビになる?!?!~NYC学校取材レポート

今回のNY学校取材は、大きな命題がありました。

「黒板を使って講義して子どもにノートに写させるような授業をしている教師はクビになる」というのは本当か?

ニューヨーク市の学校では、日本のように黒板に向かって机が並んでいるという状態の教室は見たことがない・・・という話をしたとき、「だって、黒板写させる授業はしちゃいけないことになってるから」と言われてすごく驚いたのです。

本当に? 

試しに私が英語を教わっているベン先生に、日本の学校

KokugoClass_a28

NYの学校の授業の写真Img_0136_3

を見せたら「おーっ? なんだこれ、すごいね!」と彼も驚いていて、ベンも子どもの頃は日本のような授業だったと言います。ということは、この10~20年の間に大きく変わったのか?

NYCの教育局のビルさんにメールで問い合わせたら、「残念ながら、今でも講義スタイルの教師が、特に高校で、一部いる」との回答。

2003年の教育改革時(この背景も長くなるので、ここでは省きますが)に導入されたいくつかの指導プログラムが、こうした「ワークショップ型」の授業をベースにしていたことで、教師が一方的に「教える」スタイルではなく、子ども一人ひとりの学習しかたを重視するワークショップスタイルがここ10年で広まり、旧来型の指導は「チョーク&トーク」と呼ばれ、脳科学的にも45分座りっぱなしで話を聞いているのはどんな子にとっても注意の維持が困難だし、ノートを写すということは学習効果が低いとされ(根拠となった研究を現在探してます)、敬遠されるようになったそうです。法律や規則で「してはいけない」と決められているわけではありませんが、仮に「チョーク&トーク」型の授業をする先生は管理職にチェックされ、指導する。それでも指導を改めない場合、他の問題(勤務態度など)と兼ね合わせて、解雇されたり契約更新されないこともある、というのは事実のようです。

当然、スマートボード(電子黒板)も、黒板と変わらぬ使い方やただパワポを写し出すだけのツールではない活用の仕方が求められます。先の記事で、「教室にパソコンを導入する・しないの問題ではない」と書いたのは、このようなわけです。

というわけで、その「事実」をこの目で再確認してくるのが、今回のテーマの一つでした。

とはいえ、PS76のストーン副校長も、「“脱・チョーク&トーク”させ、子ども主体の学びを支える授業へと転換させるための、教師の意識改革は、とっても大変だった」と言っています。

目に浮かぶようです。

それぞれの学校が、どんな教室構造、どんな構成で、授業をしていたかは、追って詳しく書きますね。

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次に記事をアップするのは、東京に戻ってからになります。

ちょびちょびレポート書きすすめていきますので、楽しみにしていてくださいね。

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