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桑田真澄さんの「野球を好きになる7つの道」に、惚れこんでしまいました。

名古屋で育ったため当然、中日ファン、アンチ巨人として大きくなりました。

ゆえに、巨人にいたころの桑田選手には、ほとんど関心がなかったのですが

米国のパイレーツに移籍したあたりから、桑田真澄という人の野球との向き合い方や考え方に、魅力を感じるようになりました。最近は大学院で書いた論文が最優秀論文賞を受賞したり、テレビのスポーツ番組で日本のスポーツ界にはびこる体罰に物申したりと、ますます目が離せないなぁと思っていたところへ、7月20日付の朝日新聞9面に「球児たちへ 野球を好きになる七つの道」という意見記事が、子どもたちへのメッセージの形をとって大きく掲載されていました。

内容の一部を要約させていただくと

  • 練習は量ではなく質。体力と集中力を維持できる範囲で、効果的な全体練習+各自の課題や体調に応じた個人練習をする方が技術力はアップする。
  • 目の前の試合の勝利を至上の目的にし、ミスをした選手を怒鳴ったり罰練習をさせたりするのは、野球というスポーツがわかっていない。また体罰は連鎖する。体罰を繰り返す指導者や先輩がいるチームなら、我慢せず他のチームに移って自分の身体と精神を守ることを考えよう。
  • ノック中の大声は、ノックの順番待ちが長い=練習に無駄が多いということ。工夫すれば、チーム全体がもっとテンポよく守備練習ができるはず。

など、など。

何度も読み返してしまったのは、これは野球の話にとどまらず、教育にも通じるのではないかと思うところが大きいからです。

例えば日々の宿題や夏休みの宿題。その子に適した量や難度の問題でなければ、無駄に時間ばかりがかかり、集中力が落ち、力は伸びません。ただただ、叱られながら嫌々な気持ちでだらだらとやったり、眠くて疲れているところを雑にこなすよりも、興味を持って、集中して、自分の脳をフル活動させて学習する1時間の方がずっと身になるはずです。

目の前の試験の点数を取るための学習と、将来の学習や職業、生活に有益な知識を獲得し応用できるようにする学習は異なります。テストが悪だとは言いませんが、中高生が「テストに追われている」こともまた事実。他にも多様な評価方法があってよいはずなのに。

そして、授業。一人ひとりが脳を活性化している・・・・つまり、全ての子が、考えたり、書いたり、話したり、活動する時間を最大限にとれるような、効率的で充実した学びの時間となっているでしょうか?

桑田さんは、指導者に命じられた1000本ダッシュや1000本素振りのカウントを誤魔化したり、ランニングと称して指導者から離れてアイシングや休憩をしていたことを打ち明けています。「もちろん、手を抜いたりサボったりするのはいいことではありません。でも、決して大きくない自分の体を守るためには必要なことでした」と。

実は私も、書字が苦手な子に「ノートなんかとらなくていいから、先生の話を集中して聞いておいで。大事なことはノートがなくても教科書に書いてある」とか、

どう考えてもその子には多すぎると思える宿題は、「半分だけ自力でやって後は電卓でやろう」などと、ひょっとすると学校の先生が聞いたら目をむくような・・・・というより、言われた子どもたちの方がビックリする助言をすることが、しばしばあります。

サボることを教えているのではなくて、その子を潰さず、その子の学び方を支えてあげたいから。

でも、思いだけでなく、まだまだ勉強しなくてはと、この桑田さんからのメッセージを読んで心を新たにしました。科学的根拠に基づいた効果的な一人ひとりの学びを模索すること、伝えること・・・・。

「学びの道」は、道半ばです。

※追記(7/22) 思わず買ってしまいました→

心の野球―超効率的努力のススメ 心の野球―超効率的努力のススメ

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思いついて私の「夏休みの計画表」を作ってみました。効率的に仕事をするために。おかげで来週の研修のレジュメも、1週間前に完成♪ ・・・・と思ったら、しまったぁ~(汗) 対象は支援級の先生や学習支援員さんたちなのに、完全に「通常学級の担任の先生」仕様の構成で作ってしまった・・・・・。明日一からやり直しです。(このスライドも、きっとどこかで役立つことを信じて)

子ども時代と変わらず、計画通りに物事が進まない私に、慰めのクリックを。

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