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本、作ってます。(3)~UDは簡単じゃなかった。

今日は、コーヒーの効きが抜群。

誰もいなくなった職場で、もうひとがんばりしてくか・・・・と、サザンひとまわり。

ハッと気づくと、23時。

ああっ!! しまった!!!

今期唯一、欠かさず見ていたドラマ「アイシテル~海容」。

今夜は

「おばさん、ぼく、全部話すよ」

という日。

彼は事件のことを全部話したんですかっ? 

サイトを見ても、肝心なことは書かれてないし。気になる~。

でも、時間を忘れるほど集中したおかげで、忙しかった日中には一旦あきらめかけた、

「3巻の原稿を水曜までに書きあげる」という目標に到達できました。

ところで、本を作る過程には、いろいろな人がかかわります。

編集者、イラストレーター、デザイナー、印刷会社、営業、流通・販売・・・・。たくさんの方の力をお借りして初めて1冊の本が出来上がり、読者の手元に届くわけです。

で、「こういう本にしたい」というこだわりが強いほど、かかわる人々を悩ませることになります。

いま私が困らせている相手は、デザイナーさん。

1度目のサンプルを見て、書き直しを決意、当初の予定と全く違う形の原稿を書き始めた私。

2度目のサンプルを見て、「(編集者経由ではなく)直接要望を伝えたい」とお願いして、打ち合わせの場を持ち、別バージョンでの作り直しをお願いする。

3度目のサンプルを見た今日、

「文字に網をかけると、よみづらい」「ごちゃごちゃ飾りを入れると、見にくい」

などなど、さらにダメを出す私に、編集者あきれた声で

「そんなこと言い出したら、デザインなんてできませんよ!」

たしかに無茶を言っているとは思うのです。

もともと「白黒」の前提。色を使えない上に、

網をかけるな。

飾りをつけるな。

なんて言われたら、もう、することがない。

困らせていることは、わかっています。

でもね、LDの子が、読む本なんです。

読み書きの苦手な子に読ませる本をつくろうってこと自体が、

すでにチャレンジなんです。

LDの子のための本というのが、最近ちょこちょこ出始めているのですが

私が思うに、

漢字を減らしたり、ふり仮名を振った程度では、「彼らにも読みやすい本」になったとは言えない。

で、実際やってみたら、

本当の意味で、本をユニバーサルデザインしようと思ったら、相当な知識と技術が必要なんだということに、今さら気づいてしまいました。

原稿の書き直しは、そのためです。

すっごくすっごく、難しいです。

さらに、デザインも絵も重要な鍵を握っているから、困らせているとわかっていても、妥協はできないんです。

でも、もうひとつ気づきました。

大事なのは、私の「わがまま」「こだわり」ではなく、

「読者の声」。

サンプルを生徒たちに見せて意見をうかがうことにします。

彼らに読んでほしいのですから。

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ようやく、コーヒーが切れてきました。(あくび)

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