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本、作ってます。(4)~タイプによって、読みやすい本が違うらしい

前の記事の後日談です。

5人の生徒さん(小5、小6、中1、高1、高2)に2つのサンプルを見比べてもらい、「読みやすさ」について意見をもらいました。

共通して多かった意見は

「横書きより縦書きの方が読みやすい」

これに関しては、ディスレクシアについて調べると、 「縦書きより横書きの方が読みやすい」タイプもいるらしいので、一概には言えないと思うのですが、彼らが言うには

「縦のほうが目の動きがラク」

「本は縦書きの方が多いから、慣れている」

「コンピューターやケイタイメールに慣れている大人は、横書きの方がなれてるかもしれないけど・・・・」

とのことでした。

もう一つの共通意見は

大事な文字は括弧でくくるよりの『囲み』の方が読みやすい。

囲まれていると「重要」という意識が高まると同時に、範囲がわかりやすいようです。

で、面白いことに、ほかの事に関しては、かなり意見が割れました。

文字の「網がけ」については

注意に困難のあるタイプは、「あったほうがいい。注目する。読む気になる」

といい、

読みに困難があるタイプは、「ないほうが読みやすい」

というのです。

つまり、網がけは、注意を促すという効果がある一方で、文字の黒と地(紙)の色のコントラストが弱くなるので、読み障害には、とても読みづらいようです。

あと、余計な飾りはやはり不評でした。

注意困難な子には、飾りに気がそれてしまう。目障り。とくに、点線は「つなぎたくなる」「切りたくなる」。ステッチ風の飾りや手書き風の囲みは「イライラする」「チラチラする」。

あと、文の一部に重なる飾りがあると、文がそこで途切れているように思えるそうです。

ある子がいうには、飾りや記号にいちいち「意味」を感じてしまうそうで(つまり無視できない)、意味のない飾りは「なんでここにこれがあるんだ?」とか「邪魔じゃないか!」と思うことで、読むことに集中できないらしいです。でもたとえば、

★先生が明日からできること★

のように、両側を★でくくると、それは「意味ある記号」「意味ある飾り」として、落ち着くし注意が向くから良いと言われました。なるほど・・・・。

一方、読みの困難がある子は、飾りが読む上で邪魔になるようです。

字の大きさに関しては、注意困難な子が「気にならない」という大きさが、読み困難な子には「もっと大きな字じゃないと、無理!」。

ん~。

A5版を予定しているので、大人の本並みの文字サイズではあるのです。その分、文字量はかなり少なくする努力をしているのですが、読みの苦手な子にはやっぱり厳しいかなぁ。。。

分かち書きを希望する子もいました。

文字サイズの変更や、分かち書きをするとなると、

さらに原稿を削らなければいけない・・・・。これってかなり私にはきつい作業でして(汗)

じゃぁ、本のサイズを大きくすればいいじゃない♪ 

と思ったんですが、これには出版社側が「本のコストが高くなる(=定価が高くなる)」と難色。

ん~。

こんなサイトをみつけ、

読みやすい図書に関するガイドライン

参考にしつつ、頭を悩ませているところです。

**********************

ストレスがたまって、どうもいけません。

雨続きということもあって、鬱々、ぐずぐず、イライラ・・・・。

休みの日は、少し体を動かして発散させたいですね。

トレーシーのDVD買おうかな。。。

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