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SAは技法ではなく哲学。故に素晴らしく、故に評価が難しい。~NYレポート2-⑥

続きまして、P.S.88の1年生、2年生の授業です。

1年生は・・・・すみません、先生の名前を聞き忘れて帰ってきてしまいました。ごめんなさい。

Img_0498

「長さ」の勉強なんですが、今日はメジャーで測るのが課題。(余談ですが、写真でみんなは床に座っているのに2人だけ椅子に座っていますよね。1人は脚が弱いため要介助の女の子で、もう1人は多動なため床だとゴロゴロしたくなっちゃう男の子です。こういう光景がアメリカでは自然に見えます)

前の時間の内容を復習した後、今日はメジャーを使って体の部分の長さを測りっこ。Img_0500

Img_0506

2年生は、担任の先生がお休みで、対応してくれたのは副担任のチャン先生。その時間は、クリスマスリース作りをやっていました。

Img_0509 Img_0510

←チャン先生と画用紙でリースを作る子どもたち。

さて・・・・と。

な~んの変哲もない算数と工作じゃないか!という声が聞こえてきそうな気がする・・・・。

そうなんです。

「普段の授業の中に、Schools Attunedの考え方をどのように生かしているか」を見たいというリクエストを出した私自身でさえ、一瞬「フツウの授業だ・・・」と思っちゃいましたから。

それぞれの先生に、「この授業で、何を狙っているのか?」をお聞きしました。

1年生の算数は「長さの勉強を通じて、“いろいろな測り方”があると同時に、“ひとりひとり違う”ことに気づかせたかった」と先生方はおっしゃっていました。

前の時間とこの時間で「センチメートル」と「インチ」という異なる単位があること、また道具も「定規」や「巻尺」などいろいろあることを学びます。さらに友達どうしで頭囲や腕周りなどを測って、「ひとりひとり違うよね」ということを先生たちは度々強調していました。「だからみんな学び方も違うんだよ」ということにつなげたかったそうです。

Schools Attunedの研修を受けた先生は、学びの仕組みを学び、ひとりひとりの学び方が違うこと、さまざまな学び方をする子どもたちが教室にいることを前提とした授業作りをすることの大切さを自ずと胸に刻みます。

P.S.88の先生方は、その哲学を、自分の授業に生かすことはもちろんのこと、子どもたちにも絶えず伝え続けることで、学校全体にSchools Attunedを浸透させていこうとしています。そのことが支援対象の子だけでなく、すべての子どもたちの利益になるとキーナ校長も話していました。

長くなってしまったので、続き(2年生のチャン先生の話)は次回に。

ちょっとランキングがあがったので、ちょっとやる気が出てきました。さらなるやる気アップのため、よかったらもう一押し♪

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