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誤学習を消去したい。・・・・でも、やっぱり犬と人は違うと思う。

連続犬ネタですみません。前回の続きです。

翌朝またしても午前4時にワンワン!ドスンドスン!と大騒ぎを始めたこいつ。その名も獅子丸。

Sisimaru6

犬にしてみれば、

<鳴く→戸が開く→撫で撫でしてもらえる>と思っているわけで、

この誤学習を修正したい。さて、どうすべき?

<行動療法の基本>

 ★好ましい行動→誉める

 ★好ましくない行動→注目しない

 ★許されない行動→警告→ペナルティ(※体罰はいけません)

とりあえず、無反応を貫いて時間を計ってみる。

吠えるのをやめたら、その時点で誉めてあげよう。

・・・・・しかし、10分経過しても、吠え声も体当たりも止める気配なし。

10分。マンションじゅうの人を起こすのに十分過ぎる時間に感じる。

つまり、好ましくないを通り越して、これは許されない行動と判断。

作戦Bに変更。これはペナルティものでしょう。でも、ちょっと戸惑う。

人間を相手にかれこれ20年近くやってきましたが、

えーっと、犬の場合はどうしたらいいんだ?

説教したところで意味ないし、蹴ったり叩いたりはしたくない。

とにかく、今やっているあなたの行動(無駄吠え)はいけないことだと、犬に分かるように叱るには?

本能的に私がとった行動は、自転車のブレーキをかけるように、犬の上あごと下あごをぎゅっと握り、口を閉じさせるということ。当然、口をふさがれた犬は、声を出せなくなります。んぐぐぐ・・・。

その状態のまま顔をこちらに向かせて、じっと目を睨んで

「ワンワン言わないの」

怒鳴ったりはしません。小さく、低く、唸るような声で叱ります。

きゅい~んと小さくなる犬。自ら「伏せ」をして服従のポーズ。

私の勝ち♪

やれやれ。手を離して部屋に入り、戸を閉めると・・・・・、再びワンワンワンワン!

おー、上等じゃないの。

もういちど、口をぎゅっ! 「ワンワン言わないの」 

きゅい~ん・・・。

以後、獅子丸は二度と同じ問題行動をしなくなりました。

今も、ワン!と無駄吠えをしようものなら、「こら」の一声で、すぐおとなしくなります。

犬って学習が早いなー。個体差あるのかな。

ところで、ペアトレも犬のしつけも、行動論をベースにしているところは同じだという話を繰り返し書いてきましたが、

今回の対処は、犬、それも小型犬ならではだと思う部分もあります。

トイプードル、大きくなっても片手で押えこめるサイズだからこそ、力で抑え込むようなやり方でも通用するわけですが、

人間は、いずれ大きくなり、力も知恵もついてきます。力で抑えつけても、力関係が逆転すれば通用しなくなります。物理的な力だけではありません。口ごたえもすれば反抗もするようになるわけですし、自分がされてきたことを他人に対してやってしまうというケースもあります。

『全ての行動は学習の結果である』・・・う~ん。深いな。

やっぱり子どもたちには、力ではなく適切なコミュニケーションを通して、接していきたいと思うのでした。

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いまだ自宅にネットがつながらず、なかなか不便です。

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