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授業を便利にから、いつか学びを変えるICTを期待

今日は、杉並区立桃井第三小学校のICT活用授業の公開授業を参観してきました。

声を掛けていただいてありがとうございます。

全校一斉に公開授業ということで、6年生の書写と5年生の社会、そして6年生の理科ちょっとのぞくという感じになってしまいましたが、

校内の全ての先生がICTを生かす授業に取り組んでいらっしゃるというのは

なかなかスゴイことだなと思いました。

Iデジタル教科書やデジタルコンテンツ、書画カメラや電子黒板などを使って、さまざまな工夫がされていました。CT教育の研究に関しては、どこの学校にも、キカイに強い先生とかパソコン好きな先生が一人はいて、そういう先生にお任せ~みたいな感じになっていることが多いような気がするんですが、ここでは「全員がやってみる」ことを実行しているのですから、それだけでも拍手したいです。

あと、ワークショップでは実際に様々な機器を体験できました。

ただ、ちょっともやもやと感じたことがありました。

スティーブ・ジョブズ氏のアップル製品は「世界を変えた」そうですが、

今日見た機器や、その利用のしかたは、「便利だな」とは思うものの、「学びを変える」ところまでは至らないようで、目新しさというか、感動!みたいなものはなかったんですよね。

そのもやもや感は、中川一史先生(放送大学)の講演を聞いて、「そう、それそれ」と、スッキリしました。

まだ日本でのICTは、情報提示の部分での利用が中心なんですね。

もちろんそれも大切で、注目させやすさ、見やすさ、動画や画像など視覚的な資料で知識や理解を補えることなど、利点はたくさんあります。

でも、言いかえれば、それだけで終わってしまっては教師中心の授業から抜け出せないと思うんです。要は、“便利な黒板”に変わっただけで。

でも本来ICTは、学びそのものを変える可能性を秘めているものではないでしょうか。

子どもたちがICTにもっと触れてインタラクティブ(双方向的)な授業を展開したり、思考を目に見える形にすることで考えを深めるプロセスをより分かりやすくしたりするツールやコンテンツがもっとあってもいいし、そういう発想での使い方をもっと取り入れたら、おもしろいのではないかなと感じたのでした。

UDL的には、個々のニーズや特性によってもっと柔軟にツールを選べたり組み合わせたりできればいいのに、とも思いました。まだまだ、「みんな同じことを一斉にする」が基本なんですよね。。。

その意味でも、中川先生が写真や映像で見せてくださった学校の例は興味深かったです。

全身タイツを着た先生が、自分の身体に人体のスライドを映し出して生徒に体の仕組みを教えている理科の先生の写真がインパクトありました!

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私はiPadⅡが欲しいです。

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