NYの国連学校でICT活用授業~ニューヨークで見た授業・番外編|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

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NYの国連学校でICT活用授業~ニューヨークで見た授業・番外編

バスの時間に間に合わず、遠足においていかれる夢を見た、2010年、いろいろ「間に合わない」はるえもんです。

11月の、ニューヨーク報告が残っているまま年を越すのが嫌なので、滑り込みの番外編。

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全行程のうち、唯一、私のリクエストとは別でバーンズさんが予定に組み込んでくださっていたのが、国連インターナショナルスクール。主に国連職員の御子息が中心(一部外部からの入学枠もあり)の私立学校です。ここの日本語(選択クラス)の授業を見せていただきました。

基本的に、公立の学校にこだわって取材してきたので、なんで?という思いが初めはあったのですが、行って見て、なぜバーンズさんが見学を勧めてくれたのか、納得でした。

夏目漱石の「夢十夜」を題材に学ぶ高校生2人。授業内容が大学並みで、レベルの高さに唖然としました。でも、それぞれの日本語能力にはかなり差があるようです。

注目は、ICTをフル活用した学習活動。

まず、漱石の小説は、青空文庫から使用。デジタル図書のメリットは、ルビ付きルビなしが個々のニーズに合わせて選べたり、読み上げソフトや辞書ソフトが使えたりするので、日本語学習者には紙のテキストよりもずっと効率的かつ効果的に学べます。

電子黒板上では、生徒がそれぞれのパソコンでテキスト論(作家の意図を離れ、文章それ自体を読者が自由に解釈していく考え方)によるレポートを書いたり発表したり、それに対して別の生徒がコメントを入れたり・・・・などの作業がどんどん進行していくようすがわかります。

そして、宿題についても、日英対訳が載っている本や、ユーチューブで映像がたくさんあることも紹介し、内容理解には「何を使ってもいい」と指導されていました。

授業者の津田先生のおっしゃるには、生徒の日本語能力はかなりばらつきがあるため、自分が入りやすい入口から内容理解をして日本語と対応させることで、日本語能力も向上するそうです。

授業の後で、津田先生や他の先生方が、他にもいろいろと「授業で使えるICTツール」を紹介してくださいました。しかも先生方がこだわっていらしたは、誰でもタダで使えるフリーソフトで、日本語入力が可能なもの。

それらはたとえば、こんなサイト→ Cool Tools for Schools などにあるのですが、日本語版ほしいですね。。。

津田先生のICT教育のワークショップがあるとお聞きして、帰国の日を遅らせようとしたのですが、変更不可のチケットだったため叶わず。次回の訪米時はぜひ参加させていただいて、もっといろいろと具体的な実践例を知りたいと思っています。

というわけで、2010秋のニューヨーク訪問のレポートは、ひとまず以上。

また、話題にあがることがあるかとは思いますが。

おそらく、来年は春(5月ごろ)に訪米をと考えています。

できれば、興味をお持ちの先生方とご一緒できたらと思います。

どのくらい実現性があるかわかりませんが、

「それ、気になる」という方は、一声おかけください。

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2010年も残りわずかとなりました。

一年の終わりを、ランキング1位で飾れるなんて光栄です。

本年も、みなさまにたくさんの応援をいただいたこと、心から感謝申し上げます。

来年もよろしくお願いします。どうぞ、よいお年をお迎えください。

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