個別指導計画は金庫にしまうためのものじゃなくて・・・・連載の最後に|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

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個別指導計画は金庫にしまうためのものじゃなくて・・・・連載の最後に

職場の近くに、美味しい定食屋さんがあります。
嬉しいのが、日替わりの具だくさんお味噌汁。どうして自分が作るお味噌汁よりも美味しいんだろう
・・・。何が違うんだろう。
ある日、思い切っておかみさんに聞いてみました。
「お味噌汁、おダシは何でとってるんですか?」
おかみさん、にや~・・・っと笑って、ちょっと間をおいてから、
「ほ●だしよ」
「・・・・?! って、あ、あ、●の素の?」
絶句する私。おかみさん笑って
「毎日カツオや昆布からダシ取ってなんて、時間的にもコスト的にも無理よぉ~。料亭
じゃないんだから! いいわよぉ、ほ●だし。あなたも使ってみなさいよ」 
すごく、なんというか、ある意味ショックで、でもある意味、ホッとしたというか。

インスタントは、手抜き。ちゃんと本格的に一からやったものが、正当。
そういう呪縛にとらわれてしまっていたけれど、そりゃぁ、ダシからとった方が本格的で美味しいに
決まってるけれど。(でも、煮干しでダシをとってる私の味噌汁より、そのお店の方が美味しいのも事実。。。)
安価で、短時間に、毎日美味しいものを提供し続けられることのすごさ。
しかも、これなら“だれでも失敗なく作れる”。
ほ●だしも、カレールウも、考えてみたら、すごいよなー。

ある日突然「こんな個別指導計画なら、ない方がまし」などと大上段に構えた割に、前回のオチに物足りなさを感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。なんだ、この程度の内容か、と。

心理や発達を専門とする人や、特別支援教育の現場でしっかりとやってきた先生方から見れば、あっさりしすぎな内容だということは、承知しています。

ただ、やっぱり、個別の指導計画は、原則としてそれぞれの担任の先生が中心になって作成できるようになってほしいと、私は思うのです。だって、日々の指導をするのは先生ですから。

とはいえ、通常学級の先生に、そんなに本格的で立派なものを求めるのは無理があるのも現状です。
定食屋でダシを一からとったみそ汁を求めるようなもので。

『個別指導計画の書き方』の類は、いろんな本や、自治体作成の冊子にありますし、サンプルやひな形もいっぱい出ています。でも、「むずかしそう」「めんどくさそう」で、取り組むことさえ遠慮されてしまったり、形だけ似せて中身が別モノだったり、コーディネーターがまとめて作ったきり金庫にしまいっぱなしだったりでは意味がありません。
ほんらいなら、個別指導計画は、先生にとっても「面倒な書類」ではなく、「無いと困る」ぐらいの心強い拠り所になるはずです。

今回の連載は、そこが出発点でした。

凝った本格的なものでなくて良いから、簡単でも良いから。まずは、手元にある材料を生かして“具”にすることから始めてもらえないだろうか。

そう私が考えた背景には、ニューヨークで受講させてもらったSchools Attunedで学んだ経験があります。
あのワークショップでは、障害や診断名、心理や言語の検査の数字などは一度も出てきませんでした。目からウロコでした。
教師は、医療や心理の専門家ではないですが、子どもたち一人ひとりの学びに関しては、誰よりも専門家のはず。先生方の気づきを持ち寄れば、その子の学びの特性を把握するのに十分な情報を集められます。
それをもとに子どもの強み・弱みを分析するのに必要な視点として、SAでは、学習に関わる脳の機能について勉強します。この夏を通して、いろいろなところで“学びの多様性”についての研修でお話しさせていただいた部分が、近いです。あるいは、この本はるえ先生とドクターMの苦手攻略大作戦―発達障害のある子にもない子にも役に立つも。

もちろん、実際には、子どものつまずきの原因がなかなかつかめなかったり、教室の中での工夫や配慮だけでは難しい場合も、ケースによっては出てくるでしょう。その時には、もっと詳細なアセスメントや、個別の支援や特別な指導が必要になります。チームで対応したり、遠慮なく通級の先生やSCの助言を求めたり、専門機関との連携をはかったり、・・・・コーディネーターの先生は、まさに文字通りの“調整役”となっていってほしい。

この本はるえ先生とドクターMの苦手攻略大作戦―発達障害のある子にもない子にも役に立つには、子どもたちへのアドバイスのなかに、「担任の先生に相談してみよう」として、こんな一節があります。

「どんなとき、どういうことがうまくいかないかを、詳しく話そう。その話をもとに、学校はチームを組んで、きみにとっていちばんいい方法・作戦を考えるんだ。その作戦は『個別指導計画』と呼ばれる。きみが困っていることを解決するために、どんなことをするかを話し合い、決めたことが書かれている。そして先生たちは定期的に会議を開いて、作戦がうまくいっているかどうか、もっと良い方法はないか、チェックしてくれるんだ」

近い将来、どの学校でもそうなってほしい、そうなっているはずだと信じて、書きました。
そのために自分は何をしたらいいか、私も考えていこうと思います。

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映画「悪人」を見てきました。もう一回見たいな。

今年は例年になく、よく映画を見ました。数えてみたら14本目。年間通して「ヤッターマン」ぐらいしか見てない去年とはえらい違いです。

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