こんな個別指導計画なら、ないほうがまし・・・・なワケをダイエットで考えてみた。|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

お問い合わせ

電話番号

電話番号

ブログブログ
  • HOME
  • ブログ
  • こんな個別指導計画なら、ないほうがまし・・・・なワケをダイエットで考えてみた。

新しい記事

こんな個別指導計画なら、ないほうがまし・・・・なワケをダイエットで考えてみた。

前回、前々回と、個別の指導計画の話をしていますが、今日は「計画」について、ダイエットにたとえて考えてみます。

例の研修でも、「学生時代の私が今より10㎏以上太っていて、陸上競技をやっていたけれどケガばかりしていて、まともに練習できなかった。膝を痛めるのは体重が負担になっているからだということは、医者や先輩などに指摘されたけど、具体的に体重を落とすための指導を受けたことはなかった」という経験談を話した上で、

もし指導者が、私のためにこんな計画を提示してきたら、どうでしょう? と問いかけてみました。

Plan1_2 

この計画で、成功すると思いますか? そもそも、この計画でダイエットに取り組めるでしょうか?

先生方が小さく首を振ります。ですよね?

この計画には、いろいろな問題点があります。

  • 「実態」が漠然としていて、主観的すぎる。

「太っている」と言われても、それはどの程度なのでしょう? 具体的かつ客観的な情報が全く書かれていません。本当にダイエットが必要なの? 何のためにどれだけ痩せればいいの?という判断材料がないですよね。

計画を見せられて、「太っている」と書かれていたら、傷つくなぁ。そして、反発するかも。「あんたに言われたくない、ほっといて」と。

それに、「太っている」という表面的な問題にとどまっていて、「なぜ?」の情報も全くありません。生活習慣は? 食事内容は? 運動は? など、課題の背景にある情報を集めることで、目標や手立ての手がかりが見えてくるのです。

  • 「目標」が具体的でない。

「やせる」というような、漠然とした目標は、計画的とは言えません。どこをめざせばいいのか、どの時点で「達成できた」とみなすことができるのか、本人も指導者もわからないからです。

バーンズさんによく言われるのですが「歩いて行く? 電車で行く? 飛行機で行く? 目的地がわからないと、手段を決められないでしょ」というわけです。 

誰が見てもわかる目標を明確にして、はじめてプラン作りが始まるんですね。

  • 「手立て」が適当ではない。

もしこれを実際に実施したら、私、「まだ太ってるぞ」「やせなさい」・・・・って“声かけ”され続けるんでしょうねぇ、毎日、毎日・・・・。それでもやせないと、“厳しく指導”されちゃうんです。「ちゃんと痩せなきゃだめじゃないか!」「こんどは絶対に痩せてこきなさい」「次、痩せてなかったら、もう知らないからな!」とか?(参加している先生方に、苦笑いが広がりました) “声かけ”という名のもとに、レッテルを貼られ続ける日々。「どうせ私は、デブですよ」開き直りそう。。。

そうじゃなくて、必要なのは「何を、どうやって」という具体的な方法ですね。

確かに、“声かけ”は、一時的に効果があるように見える場合があるかもしれません。でも、それは「先生に言われた時だけ」は気をつけるようになっても、そうでない時はできない、としたら、それはできるようになったとは言えませんよね。逆に、“声かけ”や“厳しく注意する”というのも、確かに必要な時もあるかもしれませんが、それを繰り返す指導は、指導者がいない時間や場所で、反動が出るリスクが高いです。ダイエットなら、その時だけうんと頑張って我慢しても、きっとあとでリバウンドしてしまう。目標達成どころか、事態はより深刻化してしまうかもしれません。

以上のような問題を解消してよりよい計画にするためには、情報収集を十分にして、それをもとに実態を分析し、明確で具体的な目標を設定し、適切な手立てをとることが大切なのです。

というわけで、たとえば

★実態 「落ち着きがない」

 目標 「授業に集中できるようになる」

 手立て 「集中していないときは声かけをする」

★実態 「友達とのトラブルが多い」

 目標 「友達にちょっかいを出さないようにする」

 手立て 「そのつど注意して人が嫌がることをしないよう指導する」

・・・・「こんな計画なら、ないほうがまし」と言った意味が、少~しおわかりいただけたでしょうか。

では、どんな計画なら、役立てられるか? 改善バージョンは次回に。

※断りなく記事・図表の利用・転載はご遠慮ください。

*当ブログ上の情報およびコンテンツの著作権は全て筆者に帰属します。
*トラックバック歓迎

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

朝日新聞に連載されていたころからハマっていた『悪人』が映画化されるとあって、公開が待ちきれません。あらためてハードカバーで買って読んでいるところですが、毎晩止まらなくなってしまい、朝起きると目のクマが半端じゃありません・・・・。酷暑続きですが、一足早く読書の秋してる私です。

↓↓↓

★この記事を面白いと思った方、当ブログを応援してくださる方は、

にほんブログ村 教育ブログへ本日も1クリックをよろしくお願いします。

【にほんブログ村 教育ブログ】へリンクし、人気ランキングの1票となります。

*当ブログ上の情報およびコンテンツの著作権は全て筆者に帰属します。
*トラックバックは歓迎♪

アーカイブ

アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ