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ニューヨークの学校視察報告~P.S.161レポート(1)2010.4.13

P.S.161(公立161小中学校)は、ハーレム地区の一角にありました。
ハーレムといえば黒人文化の中心として有名な地域ですが、アフリカ系のみならず、ドミニカ系やヒスパニック系住民も多いようです。また、最近は随分治安も改善され、観光客を呼び込むことに力を入れていると、どのガイドブックにもありますが、それでもニューヨーク全体の中では、貧困と差別に直面してきた地域と言ってよいかと思います。

さて、P.S.161は、900人強の生徒のうち、83%をヒスパニック系が占め、そのうちの54%が英語力が不十分だと言います。
教職員70人中20人にSchools Attunedを受講させ、前年度学習到達レベル1~4(3以上が合格ライン)のうち「1」が30人いた生徒をAttuneしたところ、今年度は「3」になったと、事前情報にきいていました。すごいことです。
(※Schools Attunedについての記事は、CRNの連載→こちら でどうぞ)

一つ説明を加えておかなければいけないのは、この学校は「エンパワーメント・スクール」の一つだということ。エンパワーメント・スクールとは、扱いは他の公立学校とほぼ同じで、校長の裁量権が他より大きい学校です。その分、校長の説明責任(一定期間で生徒の学力向上の成果を出せたかどうかという)も大きいわけですが。バーンズさんとビルさんの説明によると、たとえば私が「こういう特色とミッションを持ち、こういう計画で学校を作ります」という申請書を出してそれが審査で通れば、私が校長としてその学校を作ることができる・・・・ということです。

そんなふうにエンパワーメントスクールとしてP.S.161開校したバーバラ・D・フリーマン校長はどこか姉御風な女性。彼女の話では、教職員の研修としてSchools Attunedを導入したことで、教師の共有言語ができ、また「あの子はひどい」とい見方から、学習や行動の「何が、どのようにつまずいている子か」という見方に切り替わったこと、適切な「介入(intervertion)」と「配慮(accomodation)」で学んでいけるということで、教師がプレッシャーから解放されたと言います。

さて、授業も、子どもたち楽しそうに学んでいるでしょう?

Img_0101_2

Img_0106

(写真は6‐7年生・・・日本で言うと中学生にあたります)の特別支援学級。

さて、記事が長くなってしまったので2回に分けます。続きは次回に。

過去のニューヨークレポートも含めたまとめ読みは→こちら

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