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ビジュアル時代とパワポ依存
いま作っている本は、「絵」が無かったら成立し得ないものです。
学校の先生方には、何かといえば「授業に、視覚的な情報をもっと取り入れて」と言っていて、
研修や講演といえば、まずはパワーポイントでレジュメ作りから始まります。
でも先日、プロジェクターが使えない、ホワイトボードも後ろの方からじゃ見えない、という条件の中で話すことになったとき、つくづく自分が「パワポ依存」化していることに気づきました。
おそらくそれは、聞き手としても同じで、いまどき「1時間半ひたすら聞くだけ」という機会もそうそう無いですから、苦痛に感じた方もいらっしゃるのではないかと思ったりもするわけです。
が、でも、しかし、
ついこないだ(と私には思える)までは、パワーポイントなんて、ぜんぜん一般的じゃぁなかった。
講演会とは「聴く」もので、「見る」ものではなかった。
同様なことは、今日の朝日新聞文化面「テレビ字幕、なぜ入れるの?」という話にもつながるような気がします。
最近のテレビ番組は、バラエティも報道も、テロップが多用されています。今日び、テレビ画面に入る文字は「補足」という役割を越え、「突っ込み」であり「演出」になっています。
ビジュアル化は悪いことではないと思うし、テレビのテロップだって、私は嫌いではないです。
視覚的に学ぶ子どもたちのために、授業ももっと「見る」素材をたくさん使えばいいのにな、と思っています。
けど、ビジュアル素材に頼りすぎて、話す内容や話し方、テレビで言えばことばや芸、演技力などの役割を軽んじては、本末転倒なのかもしれません。
そこで、ちょっと、こんど「初心に帰る」試みをしてみようかな、と思います。
スライドを使わないことで、戻る「初心」。
たとえば、パソコンの画面ではなく、聞き手の顔や反応を見て話すこと。
準備は、どんな絵や写真を入れるかではなく、どんな内容をどんな流れで話すか。
パワポの機能をふんだんに使って凝ったプレゼンよりも、
声の大きさや話すスピード、めりはりや表情で聞き手の心に訴えること。
そんなことを意識してみようかと。
まだ2つ校内研修のお仕事が残っています。
スライド作りをしながら、ふと思った閑話休題でした。
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