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読み聞かせに「学び」の要素を盛り込む~NYレポート2-②
NYレポート、今回もP.S.76で見せていただいた、言語の先生たちの授業の様子をご紹介します。
デビー先生の授業は「スティンキーチーズマン」という絵本の読み聞かせをメインに進みました。いつもなら4人のグループだそうですが、その日は2人欠席とのことで、2人の3年生男子のみ。stinkyというのは、「臭い・嫌なにおいの」という意味で、スティンキーチーズマンは、嫌われ者のなんだか哀れなキャラクターです。
二人の男子は、いずれも注意の弱さ、衝動性が多少見て取れましたが、デビー先生は常にしずかに注目させたり発言の前の挙手をさりげなく促す配慮をしていました。
先生の読み聞かせは、1ページごとにちょっとした質問をしたり、読み終わった後に登場人物を挙げさせたりして、「注意」を物語に向けて最後まで集中して聞く力を育てるよう意図的に狙っているのがわかります。
また、前回の授業で読んだという「ジンジャーマン」の物語と比較して、共通点と相違点を考えさせるという課題では、「記憶」も「高次思考」も求められます。「言語」指導の時間といえども、脳神経フル活用という感じですね。順番に引いたカードに書かれている内容が、「スティンキーチーズ」「ジンジャー」のいずれの話のことか、あるいは共通していることかをフラフープで表したベン図 に置いていきます。
正解ならばごほうびに、音楽かけてフラフープタイム♪
前回ご紹介した「ロックブレイン・フレキシブルブレイン」の授業が、直球で「脳」の話を扱っていたのに対し、こちらはなんと言うことのない物語を題材に、「注意」「聞く」「話す」「記憶」「比較する(共通点・相違点をみつける)」そして「体を動かす」と、いろんな「学び」の要素を盛り込んで「学ぶことを学ぶ」授業となっていました。
次回も引き続き、P.S.76の言語の授業です。
実家に職場のPCを持ってきたものの、インターネット接続の設定がうまくいかず困っていましたが、ようやく環境が整いました。これでお正月もアップできるかな。
みなさま、1年間応援ありがとうございました。どうぞ良い新年をお迎えください。
今年最後の1クリックと、2009年もまた、よろしくお願いします。
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