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「愛情不足」って言わないで。(その2)
前回の記事<「愛情不足」って言わないで(その1)>は、おそらくこのブログ始まって以来、最もアクセス数が多かったみたいです。
たくさんの人に読んでいただいて、ありがたいです。
さて続編の今回は、この「愛情不足」という言葉が親子を追い詰めること、適切な支援から遠ざかってしまうことを書くつもりだったですが、
いただいたコメントの方が、私の稚拙な文章よりもずっと確かに伝わると思うので、こちらに転載させていただきます。(コメントをくださったみなさま、事後報告ですがご了承くださいね)
愛情不足・・・保育園の3年間、ずっと言われ続けていました。
『一日に1回でいいから抱きしめてあげてください』・・・毎日うでまくらで寝ているのに?
『弟がいて大変なのはわかりますが、少し相手をしてあげてください』・・・下の子は、放置に近い状態でいつもこの子に掛かりっきりなのに?
元保育士の私が精一杯愛情を注いでも、言われることはいつも『愛情不足。。。』義父母や保育士さんたちに言われ、でも毎日の息子の様子から、私も否定できなかったので必死でした。辛かった。
学校に入って、初めて先生に『あのこが愛情不足!?違いますよぉ』って言われて憑き物が取れたようでした。
3年間は私の育て方のせいだと、息子を追い込んでいました。『弱いから叩くんだ。弱いから我慢できないんだ。自分に負けているんだ』って。
入学直前に『僕なんか生まれてきたくなかった』って。。。
今でも愛情不足の言葉が頭のどこかにあって、どう接すればいいのかわからなくなります。こういう事、大きい声で言ってください。
どれだけのお母さん達が、苦しめられてきたか。「愛情不足」
或いは
「構いすぎ」子どもの問題行動を、このふたつで説明してしまう人は多いです。
子ども一人一人、しっかり見ていれば、
こんな大まかなコメントは出ないと思うんです。このふたつの言葉があるために、そこで「思考停止」してしまって、子ども達の実情を良く見ない。
そのために、先生がたが明日からできる事をしないで済ませてしまう。それでは、プロの名が泣きます。
そうですね。私も、娘の時に、担任から言われました。そして、横に居た夫からも・・・。「二人でいる時間を作るとか、寝る前に本を読んであげるとか」など言われましたが、そんな余裕が自分にありませんでした。
何せ、家の中に自分の居場所が確立出来なかったので。今思えば、確かに「愛情不足」かもしれませんが、農家の仕事で出ろと叱られ、家ではいつも見張られ、どうやって自分に余裕を持たせることが出来たでしょう。
あ、その後、娘だけの問題でなく、先生に学校の様子を聞きに言った折、周りの子供からいろいろと言われ、「あれじゃあ、教室に居られません」と担任が言う始末・・・。
今では、そんな心配ないくらい楽しそうな中学生ですが。
今でも、心の傷になっていて、とてもつらく、たまに夫にも蒸し返してしまいます。どんなカウンセリングも、先生との懇談も、全てが母親のせいになることが多く、どうか他のお母さん達がつらい目にあわないようにと願うばかりです。そうですね。皆さんと同じ気持ちを感じています。
心が通じ合うと信頼している支援学級の先生にも言われます。
悩みです…でも、うちも息子、はっきり言いました。
「ぼくハグはいややねん。」
公共広告機構でしたっけ?できない親を攻めるようなCM。
当時、それができたら苦労せん!とできない自分を責めましたが
結局問題点はそこではなかったし
発達障害の息子には、その行為そのものが苦しいことでした。
私も言葉や形にとらわれず、必要なことの根っこの部分を
考えながら対応していきたいと思います。愛情不足。母親にはきつい言葉です。いくら自分では愛情を込めているつもりでも周りからは責められ。息子のお母さん大好きの言葉で救われます。発達障害は愛情不足ではならないと理解してほしいです
たとえば、恋人の愛情は何を目安にすればいいのか? 電話の回数? デートのお店のランク? プレゼントの値段? 抱きしめる力の強さ? スキンシップの満足度? 一緒に過ごす時間? 「愛してる」と言ってくれるか、くれないか?・・・・・・
あぁ、そんなにわかりやすく愛情を量ったり表したりできるのなら、どんなにラクでしょう。
さて、気になるNGワードは、まだ他にもあります。シリーズ続きますので、どうぞよろしく。
同僚が、「もう原稿書きません!」と電話している私の夢を見たらしいです。そんな切羽詰って映ってるのかな・・・・(笑) (ちゃんと書いてます。CRNのみなさんご安心ください。)ブログも書きますので、よかったらクリックお願いできますか?
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先生だけでなく、臨床心理士やスクールカウンセラーなどからも、こういった「愛情不足」の話はよく出ます。安易に曖昧な言葉を使う事で余計に追い込んで間違った方向へ向かわせる事がいかに多いか日々感じています。