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支援員は「困っているところ」に入れるな。

うちの地域にも、一部ですが「学習支援員」が導入され始めました。

(この地域では「学習支援教員」と呼ばれています)

巡回相談にうかがった学校で、支援員をどう配置するかの相談を受けた時、私は「『すごく大変で困っているところ』に投入するのではなく、ある程度うまくいっているところから入れていきましょうね」とアドバイスするようにしています。

矛盾しているように聞こえるかもしれませんが・・・・

ある子の対応に困っていて、猫の手も借りたい!と思っているときに、タイミングよく支援員なる人が派遣されてきた・・・・これ幸いと、さっそく人を入れる。

とやると、失敗する恐れが大きいからです。

対応に困っている、ということは、対応の方針が決まっていない(どうしたらいいかわからない)か、今の方法がうまくいっていないということ。そんななかに、ポンと人を放り込んでも、よけい混乱をきたしてしまうことが、よくあります。それでは支援員さんだって困ってしまいます。

せっかくの支援員さんを有効に活用するには、ある程度体制をととのえてから受け入れたほうが、絶対うまくいきます。


対象となる子のアセスメントと支援の方針がきちんとできていること。その子と担任の先生の関係やクラスメートたちとの関係が築けていること、「どういう場面で、何を、どのように、どこまで」支援してもらうのか明確にできていること。

そういう下地があって初めて適切な支援ができると思います。

介助員や補助教員も同じ。追っかけ係や世話焼き係になってしまっては意味がありません。

支援員は、(先生が)「困った」状態を打開するための即効カンフル剤ではない、と私は思っています。

じゃぁ、困った状態を解決するためにいちばん大事なのは?

昨日お会いした先生が、つぶやいた言葉。


「子どもがおもしろいと思える、わかる授業を提供することですよね」

まさに我が意を得たりという感じでした。

昨日行った学校で、一人の子どもに「イッコーさんに似てるね」と言われました。どこが? どのへんが? 動揺のあまり「どんだけぇ~」と返す余裕もなかった私に、応援クリックを♪

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