タンポポの綿毛は、どこまで飛んだ・・・?|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

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タンポポの綿毛は、どこまで飛んだ・・・?

このブログも、丸2年になろうとしています。

先生が明日からできること。 先生が明日からできること

になって1年ちょっと。

巡回相談は3年目に入って、またいくつかの学校をまわりはじめました。まだまだ変えたいのに変わらない部分もたくさんあって、そっとため息をつくことも多いですが

「明日からできること」を、確実に「昨日までにやったこと」にしてくださっている先生方にも出会います。

予定や手順を、きちんと視覚的に示している先生も増えました。キッチンタイマーを活用して時間の見通しをつけたり、集中力を維持しやすくしていたP先生のアイデアも、ちゃんと伝播しているのを目撃しました。

かつては「困った子」と見られていた子が、ちょっとした支援でちゃんと通常学級で学び成長している姿を見ると、嬉しくなります。

先日も、ある小学校で、嬉しいことがありました。廊下に張り出されていた子どもたちの作文を何気なく見ていて、「あれっ?」と気づいたのです。

一目では分かりませんが、よ~く見ると、用紙がA4に26行のものと18行のもの、2種類あるのです。字がぎっしり書ける用紙の作文と、行間が広い用紙に書かれた作文、比率は半々ぐらいか、前者がやや多いくらいだったかな?

字を書くことが苦手な子や、ワーキングメモリがうまく機能していない子などにとっては、作文はとても負担の大きな課題です。。全員に同じ用紙に同じ分量の作文を書くことを求めるのは、作文の苦手な子にとっては苦痛をしいられます。かといって、「キミは半分でいいよ」というのは「ずるい」という声があがったり、プライドを傷つけたりしてしまう・・・・。そんな話を、昨年していて、

「ちょっと考えてみます♪」

とおっしゃっていたあの先生、ほんとに考えてくれたんですね。こうすれば「たくさん書きたい人は、こっちの紙、時間がかかりそうだなと思う子は、こっちの紙を使ってね」としたのでしょうね。

また別の学校の、別の先生は、ある子の「不器用さ」をどう支援するかについて話していたときに、音楽会のリコーダー演奏とか、運動会の出し物とか、苦手な子には負担の少ないパートを割り振るとかの工夫できませんかねぇ・・・・? と、おそるおそる聞いたら

「そ~んなこと・・・・

  

いっくらでもできますよ♪

というか、そうやって、一人ひとりに達成感を感じてもらえるように配慮しないとだめですよね♪」

と笑顔で答えてくれました。

タンポポのように、綿毛が飛んで、芽を出して、花を咲かせて、また綿毛を飛ばして・・・・そいういう作業をしているのだと思います。

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