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発表! 勝手に<はるえもん大賞>一人目の優秀教員は・・・

「イマサト ヒ○シ(36)」って、誰だかご存知ですか? 先週の全日空機の「胴体着陸」のニュースが、どういうわけか私には強烈に印象に残ったのですが、あの前輪の出なくなった飛行機を操縦していた機長さんの名前です♪

テレビの映像で見た事故機は、前輪がないことを一瞬忘れるほどきれいな角度で地上に降りてきて、ギリギリまで水平を保ちながら滑走路を言葉通り「滑らかに走り」、そして首を落としました。うまいもんだなぁ。それに、報道によれば、機長の「日頃から訓練していますので、安心してください」というアナウンスに加え、客室乗務員の冷静な対応で、乗客の間にパニックなどは起きず、機内は落ち着いていたそうです。

「おいおい、書くブログを間違えてやしないかい? こちらは教育ブログ。特別支援教育の話はどうした?」という声が聞こえてきそうなところで、話を本題に。

勝手に<はるえもん大賞>一人目の優秀教員は、A小学校のA先生です。

A先生は、「矢継ぎ早にまわりくどい指示を出さない」のところで登場した先生なのですが、(すみません、ブログではもう読めません。来週発売の本の方に入っていますので、よかったらそちらで、ご確認ください)

A先生のことを書こうと思っていたところに、全日空のニュース。A先生を思い浮かべると、この機長と客室乗務員のエピソードが、どうにもこうにも私の頭の中で、かぶるのです。何といっても、「授業がうまい!」。よそ者の私が参観していて、いつまでも見ていたくなるような、楽しくわかりやすい授業です。教員の授業がうまいのは、パイロットの操縦がうまいのと同じで、「優秀」と賞する第一条件でしょう? 

さらに、私が惚れ惚れとしてしまうこと。A先生のクラスには、元気なアスペっ子がいるのですが、彼がちょっとやそっと、一見自分勝手な発言をしても、そうそう授業を妨げさせません。「手をあげて、あてられたら言おうね」「それは、あとで決めようね」と、上手くさばきつつ、彼の成長を促す方向にもっていこうとしています。彼がパニックを起こしても顔色を変えることなく落ち着いて対応し、教室を飛び出していけば、校内電話で管制塔ならぬ職員室に応援を求める・・・・そんなときでも、A先生の顔から笑顔が消えていないんですよねぇ。。。余裕が感じられるんです。まさに、乗客のクレームにも緊急事態にも笑顔と冷静さを絶やさないスチュワーデスさんのよう。(ああ、私もあんなふうになりたいのに・・・と、ついつい「あー、もう!」と顔に出てしまう自分を反省してしまいます。)

とにかく、一目見たときから「おぬし、ただ者ではござらぬな」と思わせるものがあったA先生、きいてみたら、「前に発達障害の子を担任したときにね、勉強しましたよ~」とのこと。

「勉強しました」 この言葉が、親御さんにとってどれほど嬉しく、心強いか! そして、子どもにとって、どれほど救いになることか! 逆に言えば、発達障害について勉強もせずに「この子、どう対応したらいいかわかりませ~ん」と言っちゃう先生って、「緊急事態なので胴体着陸しますが、訓練したことありませ~ん」と機長が言うようなものかも。。。

もちろん、先生だって人間で、スーパーマンでも魔法使いでもないですから、うまくいかないこともあるし、パニックだって完全に防げるわけではありません。でも、ひとことで言うなら、プロ意識。「うまい」とうならせる腕に、ハプニング時の冷静な態度と余裕の笑顔、それらは日頃の訓練(勉強)あってこそのこと。

私もA先生から、たくさん勉強させていただきたいと思います。

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