今回は、＜グループSSTクラブ＞についてお話したいと思います。
SSTとは「ソーシャルスキルトレーニング」の略で、対人関係における好ましい言動や態度ついて知り、実践する練習の場がSSTです。
アンダンテのSSTクラブは2006年に開始しました。
今では信じられないかもしれませんが、当時都内でSSTをやっている機関はほとんど無かったのです。
大学時代にほんの少しだけ学んだ金子と、前職で経験があったスタッフとで、手探りで作り上げたのが今に繋がっています。

実は、SSTクラブはもう畳もうかと考えていた時期がありました。学校の通級指導等でSSTを受けられるようになり、わざわざ民間の教室を利用する意味は薄れていくだろうと思われたからです。
ところが最近になって、区内の特別支援教室（通級）が利用を1年とか2年とかに限定するようになりました。
ソーシャルスキルとはとても幅広く、幼児から成人までついてまわるものです。たとえば、幼児期であれば「あいさつをする」とか、「（玩具を）かして」「（遊びに）入れて」ということ。小学生なら、クラスでの発表や、グループで話し合う場面を想定したスキルなどが入ってきます。中・高生になれば、先輩後輩や異性など相手との関係性を踏まえたコミュニケーションなども扱います。対人関係のスキルの獲得に困難が生じているお子さんにとっては、年齢や発達段階に応じた課題を考慮した長期的なサポートが必要でしょう。
　アンダンテのSSTクラブは、まだまだ店じまいできなさそうです。