支援の計画は目標設定から:苦手をHELP!大作戦⑥|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

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支援の計画は目標設定から:苦手をHELP!大作戦⑥

今回は、「個別支援計画」について触れたいと思います。このテーマ、スタッフ研修では王道ですが、保護者の皆さまに語る機会はあまりないのですよね。

アンダンテのには、個別学習指導、グループSST指導にかかわらず全員に必ず「個別支援計画」を立てます。(学校等での「個別(の)指導計画」に相当するものです)
スタッフには常々、計画は「ゴール(目標)の設定」が何より大事だと話しています。毎回の学習プログラムは、この目標に照準を合わせて課題や支援方法を吟味し提供します。でないと、指導が行き当たりばったりになってしまいます。

では、目標をどのようにして決めているのでしょう? その材料になるのが、「アセスメント」です。保護者面談でお聞きしたお話、ご提供いただいた各種検査の所見(WISCなど)、お子さんの体験授業の様子や毎回の学習への取り組み方や間違え方などあらゆる情報がアセスメント材料になります。そうして得られたお子さんについての様々な情報を総合的に判断し、「この期間で到達が見込めること」をゴールとします。一般的には、いま出来ていることよりちょっとレベルアップすること、少し後押しすれば伸びそうなこと、つまりお子さんの“芽が出かかっていること”に着目します。

ただし、例えば学習意欲が著しく低下してしまっている場合や、スタッフとの関係がまだ十分にできていない場合などは、“種を蒔くこと”から始めなければなりません。そういう時は例えば「欠席しないで通う」とか「スタッフと楽しく話ができる」といった目標になるかもしれませんね。

とにかく、お子さんの現在地を把握し目指す方向を明確にするのがアセスメントと目標設定です。

あと、つい忘れがちですが、目標はお子さん自身と共有することも有意義です。「アンダンテで○○ができるようになるために、頑張ってるんだよね」と、ぜひ話題にしてみてください。

 

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