UDLは具体例ではなく、試行錯誤のためのフレームワーク①|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

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UDLは具体例ではなく、試行錯誤のためのフレームワーク①

縁あって、福島県西白河郡中島村立滑津小学校に、昨年からちょくちょくお邪魔させてもらっています。

今回は、平日のお忙しい中、2日連続でUDLについて研修をさせていただきました。

この学校の先生方は全員、すでにDVDを使ってUDLの基礎知識はもっていらっしゃるのですが、

「わかりにくい用語が多い!」「実践にうつすための具体的なヒントになるような例が欲しい」という声におこたえするために

「①ガイドラインの内容を、先生方になんとなくでもつかんでもらう」「②UDLの視点から授業を作るという作業を、先生方と一緒に試行錯誤する」の二点をどう具体化するか、私自身が悩みに悩んでのプログラムになりました。

研修の最後に、UDLの視点から授業に隠れている“障害”を洗い出し、ガイドラインのチェックポイントと照らし合わせて改善案を作る、という演習をしました。

発表or提出(選択制)で、各自の案を出してもらったのですが、発表してくださった先生には、「視覚化するって書いてありますけど、具体的には何をどういう形で?」とか「こういう支援は、この学習の意図を妨げることになるかならないか、どっちでしょう?」などと、しつこく食い下がってディスカッションしました。

(「発表者がかなりつっこまれていて、自信がなくなった」というような感想もいただいたのですけど、学校の先生ってこういうのお嫌いなのかしら?)

発表してもらって、適当に「なるほど、すばらしいですねー」で済ますということもあるのですが、それでは、先生が「自分でやりたい授業」を考えるのみで終わってしまいます。様々な角度から意見や疑問をぶつけあい、研ぎ澄ましていくことで、よりよいものに近づけていけるのではないかと思い、敢えて今回は、そこを意識しました。

たしかに、この作業はけっこうしんどい。でも、「これをやったらUDL」という便利なマニュアルはなく、あくまで「UDLの視点で具体的に実践する」のが、教師・指導者の役割ですよね。

提出していただいた分も、じっくり拝見しましたが、どの先生も、この試行錯誤を「やってみる」という本研修の狙いに十分到達していると感じました。

あとは、日々の授業にどう取り入れていくか、ですね?

2日間、お付き合いありがとうございました。お疲れさまでした。

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お風呂でバシャバシャ水遊びが大好きな息子を、ベビースイミングに連れて行ってみた。さぞかし楽しんでくれるだろうと思いきや、1時間ギャーギャー泣き叫んだ挙句、最後には気絶するかのようにプールで抱っこのまま眠ってしまい、夜には39度近い熱を出して夜間診療所に駆け込む羽目に。。。

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