真夜中のエレキギター・・・これもアシスティブテクノロジー?|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

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真夜中のエレキギター・・・これもアシスティブテクノロジー?

三度の飯よりギターが好きな彼ですが、私が育児に追われている傍らでおおっぴらにギターを弾くのは、どうも気が引けるようです。

私が子供を寝かしつけている間、彼はいそいそと何やらセッティングし、夜も十二時をまわろうか頃に、「おいでおいで」をします。

部屋をのぞいてみると・・・・パジャマ&スリッパ姿でロックだぜベイベー!

Guitar

新しく作ったオリジナル曲を披露してくれました。

これに詞を付けて歌ってくれというので

どれどれ、と楽譜を見てピアノで弾いてみたのですが

おいおいおいおい・・・・。

彼の口ずさむメロディーと、譜面の音符がぜんぜん一致しない。

そう、彼は、“音符ディスレクシア”とでもいいましょうか。

音符が読めない・書けない人なのです。

これって珍しくはないのか、私は彼のほかにも3人、音楽(ピアノとか合唱とか)をやっているのに楽譜の読み書きが苦手な人を知っています。

仕方がないので、彼が歌うメロディーを私が譜面に起こそうとしても

歌も上手くないもんだから、「今のは、こっちの音? それともこの音?」なんて確認しなければならず・・・。

でも、彼の頭の中には、メロディもコード進行も明確にあるばかりか、「で、ここでドラムが、こんな感じで」と、総合的に完成しているらしい。

でも、彼にはギターがあるのです。

ギターがあるから、彼は自分の中にある音楽を表現することができるのですね。

つまり、音符では書けない、うまく歌うこともできない彼にとって、ギターはオプションであり、アシスティブ(支援)テクノロジーなわけです。

ちなみに、演奏したら自動的に譜面にしてくれるソフトがあるらしく、いまどきは音大生だって作曲にパソコン使うらしいです。

「音符は手書きであらねばならない」とすると、音符が書けないことは“障害”となってしまうのですが、オプションや代替手段があれば、音楽に何の支障もなくなるばかりか、可能性はいくらでも広がります。

そう考えると、文字の読み書きの困難にパソコンというツールを使うことも、忘れ物防止やスケジュール管理に携帯電話の機能を活用するのも、ずるくもなければ特別扱いでもないように思うのですが。

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明日は久々に、研修のお仕事です。

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