存在そのものがメッセージ・・・頑張る姿も、頑張れない姿も、見せよう。|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

お問い合わせ

電話番号

電話番号

ブログブログ
  • HOME
  • ブログ
  • 存在そのものがメッセージ・・・頑張る姿も、頑張れない姿も、見せよう。

新しい記事

存在そのものがメッセージ・・・頑張る姿も、頑張れない姿も、見せよう。

最近なんだか芸能界が出産ラッシュのようで、昼間に何気なくテレビをつけていると、子どもを出産して数か月にもかかわらず、変わらぬ体型と美貌で画面に現れるタレントさんや女優さんの姿を目にします。

どうやったらあんな短期間で体を戻せるんですか? と、マタニティスイミングでお世話になっている助産師さんに聞いたら、

「あれはねぇ、お金と時間が潤沢にある人だからできるんだよ。みんなが小雪ちゃんや神田うのちゃんみたいになれるって思ったら大間違い!だいたい、あれが基準だと世間が思い込んだら、普通のお母さんが『怠けている』みたいに思われちゃうから、困ったものよ」

だそうです。

たしかに、メディアや教育、市場を通して私たち“大衆”が歪んだメッセージを受け取ってしまうことはよくあるように思います。美しさも努力も、それは価値のあることだけど、「そうであらねばならない」と思い込んでしまうと、必要以上にプレッシャーをかけてしまったり、できない自分に落ち込んだりする羽目に陥りそうです。

その助産師さん曰く、私も多少「がんばりすぎ」の類に入るそうで、事実、先月まで出張だの講演だののをなんとかこなし、いまだに週休1日で仕事をし、遅いときだと9時ごろまで職場にいることも。この状態が3月末、へたをすると4月の初旬までは続く見込みですが、さすがに最近はお腹が張ることも多いし、動悸息切れ、胃のむかつきにと、けっこうしんどくなっています。

「頑張って『平気、平気』っていう顔するよりも、『ちょっと座らせて』って遠慮なく言った方が、周囲の人や子どもたちに『妊婦さんって、大変なんだ』ってことをわかってもらえる」

「教育に携わっているなら、ぜひ、子どもたちにメッセージを送ってほしいな。妊婦さんやママ、赤ちゃんって、存在そのものが教材だから」

そんな助産師さんからの言葉に、そうかー、私って今、“妊婦代表”の一人として行動しなくっちゃいけないんだわ!と、妙に自覚を持ったしだい。

以来、お腹に興味津々の子どもたちとのやりとりも、積極的に応じるように心がけています。「赤ちゃんって、どうやって生まれるの? お腹を切るの?」なんていう素朴な疑問にこたえたり、「おなかの赤ちゃんは、今カボチャくらいの大きさなんだって」「赤ちゃんはもう耳が聞こえてるから、今話してるきみの声も聞いてるよ」なんて話をしたり、「お腹さわってみたい」というリクエストに応じたり。

メッセージといえば、子どもたちに対してではないけれど、電車やバスで席を譲ってもらった時も、聞こえるような声ではっきりと「ありがとうございます。助かります」とお礼を言うよう、心がけています。ここで、「いいです、大丈夫です」というと、譲ってくれた人は次に妊婦さんに会った時には遠慮してしまうかもしれないし。「ありがたい」っていう気持ちをストレートに示した方が、周囲の人たちの中にも「次から自分も譲ろう」と思う人が一人でも二人でもいるかもしれないから。(東京の混んだ電車では、優先席があってもまず座れることはなく、譲り合う気持ちがどれだけ弱者にはありがたいか、妊娠して初めてわかったんですよねぇ・・・)

というわけで、しばらくは、さまざまな“大変さ”にも自然に向き合い、周囲や生徒さんたちにも見せながら、やっていこうと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

3月11日。あの日から1年が巡ってきました。報道などを通して、いろんなことを感じています。

まだまだ復興の道は遠いのが何とももどかしいですが、だからこそ、自分にできることがないか、常に考えていたいと思います。

↓↓↓

★この記事を面白いと思った方、当ブログを応援してくださる方は、

にほんブログ村 教育ブログへ本日も1クリックをよろしくお願いします。

【にほんブログ村 教育ブログ】へリンクし、人気ランキングの1票となります。

*当ブログ上の情報およびコンテンツの著作権は全て筆者に帰属します。
*トラックバックは歓迎♪(スパム防止のため承認制にしております。投稿後TBが反映されるまで少々お時間がかかりますのでご了承ください

アーカイブ

アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ