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石川県小松特別支援学校での研修会に呼んでいただきました。

遅くなってしまいましたが、昨年末最後のお仕事、石川県立小松特別支援学校での研修会のご報告を。(12月27日)

午前中は、「学びのユニバーサルデザイン(UDL)」の概要についての講演会。
位置づけとしては特別支援の“相談員”要請のための研修だそうで、
県内の特別支援学校の先生方約90名がご参加くださいました。

折しもクリスマス寒波の影響で、一日中、雪、雪、雪。
身重の私を気遣って、ストーブに膝かけにと、いろいろご配慮いただき、ただただ恐縮でした。
一応、相談員という立場で通常学級の先生に助言などされる立場の先生方が対象ということを意識して、織り込む事例などもできるだけ、通常学級の中でありあちな話を挙げてみたつもりです。
アンケートをお昼休みに拝見しましたが、概ね共感を得られた一方で、どうやって現場に浸透させていくかという点に難しさを感じた参加者も少なくなかったようです。そこがまさに、私自身が感じていることでもあります。

午後は希望者のみ20名程度のご参加で、より具体的・実践的な内容をお話しました。
そのうえで、地域の小学校の先生からご提供いただいた実践授業のビデオを見て
それをUDLの観点から、工夫されているところや改善のアイデアなどを話し合うグループワークを行いました。
私としては、もう少し時間があれば・・・という思いが残りましたが
それでも、1日での研修にしては、掘り下げられた方かなと思います。
聞きっぱなしの講演スタイルより、ある程度動きやすい人数での研修の方が
より実践的、演習的な内容が盛り込められますね。

実践例を提供してくださった先生は、この国語の授業を拝見するだけでも、授業や学級経営において十分に指導力を発揮されていることがうかがえ、正直これを俎上に載せてディスカッションするのは逆に難しいかなぁという気もしたのですが、

後になって、却ってそれが良かったなという思いがわいてきました。

授業が上手で、しっかりとクラスをまとめられる先生だからこそ、ぜひUDLの観点での授業づくり、学習環境づくりにトライしてほしい、と。

授業をされた先生はしきりに、「いろいろな子がいるクラスで、静かに話を聞く体制、シーンとした瞬間を作るのが難しい」とおっしゃっていましたが、

私たちは、そのことにとらわれてしまうくらい、一斉指導型の授業スタイルが当たり前と思いこみ、静かに先生の話を聞くことが最重要であるという固定観念を持ってしまっているのではないか・・・・

そう最後にコメントで触れたら、参加者の先生方の何人かが大きくうなずいているのが見えました。

「静かな授業=一人ひとりの学びが活性化されている」とは限らない。UDLは、教える側から見るのではなく、学ぶ側の視点に立ったユニバーサルデザインです。誰もが自分の学びを達成できるような授業や学校をつくっていくため、私たちにまず必要なのは、もっともっと柔軟になることなのかもしれません。

短い時間でできることは限られますが、こういうスタイルのUDL研修、もっともっとやれたらなぁと思いました。

企画いただいた益本先生、授業を提供してくださった古谷先生、参加いただいた先生方、どうもありがとうございました。

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研修会のお仕事、とりあえず既にお引き受けしている分は残すところ一つとなりました。

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