ビューティフル・ネーム|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

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ビューティフル・ネーム

ゴダイゴの「ビューティフル・ネーム」という曲、私の好きな曲の一つというか

知らぬ間によく口ずさんでいます。

確か私が小学2年の時に流行った曲で、

国際児童年に合わせて作られた曲だったようですが

子どもの記憶というのは、よく覚えているものですね。

歌詞(→こちら)もほとんど正確に歌えます。

ある日、口ずさんでいるうちに、ハッとしました・・・。

Every child has a bearutiful name.

呼びかけよう 名前を 素晴らしい名前を

どの子にも、親御さんが愛情と願いを込めてつけた美しい名前があるのに

子どもたちの名前を呼びかけるとき、そのことを忘れてしまってはいないかしら、と。

先日、ある小学校の学校公開があって見に行ったんですが、たまたま入ったクラスに

たまたま私と同じ苗字の男の子がいたんです。

その子、授業中も机の上はいろいろなものが山積みだったり、

なかなか課題に取り組まずボーっとしていたり、

机の中に入っている糊とかハサミを必要もないのにいじっていたり・・・で

先生に何度もその子に注意をされていて

そのたびに「金子」ってみんなの前で呼ばれるもんだから、

いちいち私がビクッとしてしまって。

子どもの頃、先生に怒られたり注意されたりすることがあまりなかった私は、

あんまり感じないできたことだたけれど

「名前を呼ばれる=叱られる・注意される」という場面が多い子って、いますよね。

反省です。甥っ子・姪っ子の名前を呼ぶときって、ほめる場面としかる場面と、どっちが多いかしら・・・って。

「○○君、よくがんばったね」「△△さん、すばらしいね」

愛情こめて、敬意をこめて、たくさん名前を呼ぶことを心がけたいものです。

自分がその立場になると気づくこと、といえば、もう一つ。

研修会のお仕事に行くと、たいがい席が後ろの方から埋まっていって

講師に近い前方の席は、誰も座りたがらないというのが常。

その、みんなが嫌がる席が、指定席のようになっている子もいますよね。

巡回相談の時も、よく先生方に「座席を配慮してあげて」という話をしたなぁ。

だから支援の必要な子たちって、たいがい一番前に座ってることが多いんですけど

こちらが「配慮」のつもりでも、本人がその理由と意義を前向きに理解していなければ、一方的な押しつけになってしまう場合も少なくないのかもしれません。そもそも、注意しやすいという先生側の都合で前の席にしているというのでは、支援とは言えないですし。

本人のいいところ、素敵なところ、素晴らしいところについてちゃんと評価し認めていることが十分伝わっている関係づくりが、まずは前提条件。そのうえで、

「一番前の席なら、きみが集中力が落ちてる時に先生が合図をこっそり送れるんだけど、どう?」とか、

「説明が分かりにくかったとき、すぐに先生に聞けるように前の方の席はどうかな?」など、

本人と話し合い、互いにその意図を納得したうえでというのが、本当の意味での“支援”になるのではないかと思います。

一人一人を大切にすること、個性を尊重すること、すべては、その上に成り立つのでしょうね。

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いよいよ8月。秋田、北海道、東京(明治学院大)、愛知、佐賀と研修会のお仕事が続きます。各地から呼んでいただいて、ありがたいことです。ただ、人見知りなたちに加え、時間的、体力的に余裕がなくて、それぞれの担当者の方からのお食事や観光案内等のお気遣いは、すべて遠慮させていただいています。ご当地の楽しみにも興味ありますし、ご厚意に対して申し訳ない気持ちもあるのですが、体力温存で乗り切りたいと思っています。

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