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2日間、研修会でした。WISC-Ⅳと算数に思う
昨日、今日と、SENSの講習会を受けてきました。
1日目の昨日は、WISC-Ⅳについて上野先生の講義。
ちょうど今、職場で勉強会とトレーニングを重ねている最中なので、非常にいいタイミングでした。これから何を勉強し、何をできるようにしていかなければいけないのか、少し見通しがついた感じです。
WISC-Ⅳは、WISC-Ⅲとは、表面的な変更だけでなく考え方や得られる情報が大きく変わっていることを再認識しました。
また、使い方やバッテリーによる「インフォーマルなアセスメント」の在り方も、ヒントを得たように思います。
でもまずは、マニュアルを熟読して「正規の」実施と解釈を頭と体に叩き込まなければ。
2日目の今日は、算数障害と算数の指導について、熊谷先生の講義。
診断としての“算数障害”の定義をていねいに解説していただいて、“(教科としての)算数に躓く”こととは別物だということがよくわかりました。
毎日のように、算数・数学に躓く子どもたちの指導をしている身でありながら、算数障害についての理論的背景や算数指導のトレンド等については正直勉強不足の感があり、いい機会になりました。
ただ、個人的には、いろいろと思いの残る内容でした。
少年院の子どもたちの多くが、算数で、それも小数・分数のところで躓いているという話、それは非行や触法少年に限らず、学習に起因する無気力や不登校など、いろんな問題につながっているはずだと思います。
また、最後に補足で、正規分布の表を示して、教室にはこれだけの(個人差・能力差のある)子どもたちがいるという話をされた時、「(軽度の知的障害やボーダーの子に教えるのは)限界がある」ということも強調されていました。
その子に合った指導方法が必要だというのは事実で、同感です。(それが自分の仕事だし)
だけど、「限界」「無理」云々の話の前に、まだまだ教育にはやるべきことがあると私は思っています。
今日の講義の中で紹介されていたような算数に躓く子どもたちの認知の特性を含めた背景と指導法の研究は、支援学級や通級での専売特許ってわけじゃなく、通常学級の中で、もっともっと生かされるべきで、分数・小数で「落ちこぼさない」授業、数学が「できない」生徒を出さない指導方法の開発・実践の余地は十分にあります。それこそが特別支援教育のあるべき姿ではないかと。
2日間通して、まだまだ自分にもやることがたくさんあると実感した研修会でした。
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明日は休日出勤だな。。。
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