きのう、午前中の仕事が少しおしてしまって、お昼はラーメンで済ませることに。

カウンターに「創業時の味にもどりました。お客様の忌憚のないご意見を」という貼り紙があって、「あっ」と思いました。

やっぱり？

ラーメン通というわけでもないので、確信はなかったけど、このところ気になっていたのです。

昔の方がおいしかった気がする・・・・と。

それなりの有名店。店舗も増え、メニューも増え、味も改良を重ねられてきているのだと思うけど、なんか最近、スープの味がまとまりのない感じがしていました。

食べて実感。そうそう、これこれ、この味だったよ～。気のせいじゃなかったんだ。

どんなに仕事が広がっても、原点から離れてはいけないってことですね。

さて、そんな昨日はちょっと時間をかけて、今週スタートする就学時前のお子さんたちのグループの授業の準備をしました。こういうの、久しぶりだなと思いながら。

じつは、ここ２～３年、私は新しい生徒さんを受け持っていないのです。経営者としての仕事と、巡回相談や講師の仕事、そしてNY取材や執筆の仕事・・・・やることが広がりすぎて余裕が持てないのと、出張が多く生徒さんにも迷惑をかけがちなので。

そのため、私が現在担当しているのは長く教えている子ばかり。

いちばんの古株の子は、今年中３。最近は高校受験に向けて作文の練習中。先日たまたま、記録のファイルを一緒にめくって、「うわぁ、すごいよこれ。『コップをわざと割りました』『机をたたいたり、机の上にのぼったり』『コピー機に触らないと何度言っても触る』・・・・こんな頃もあったねぇ」　いたずらあり、パニックあり、席について学習に向かわせること自体にひと苦労だった小学校低学年の頃の彼の授業記録を読み上げ「大人になったねぇ」と感慨にふけると、当人はニヤニヤ笑って「はい！」。

もう一人、高校受験を控えた別の生徒は、「高校に入ったらアンダンテは終わりって親には言われてるけど、おれバイトして自分で授業料払って通うから」なんて嬉しいことを言っています。いや～、算数の勉強が10分ももたなかった彼が、今、志望校の過去問に一生懸命取り組んでいるのも感無量です。

彼らの成長を喜びながらも、ちょっと近頃ラクし過ぎかなと思う私です。筋トレと同じで、自分に適度な負荷をかけなければ腕が鈍りそう。

若いスタッフたちにも、私自身が七転八倒しながら子どもたちと向き合う過程を見せておきたいとも思います。

というわけで、原点回帰。やっぱ授業でしょ。

先日名古屋で会った小学時代の同級生が、人生８０年を４分割する考え方について話してくれました。「なるほど。そしたら今年は二度目の成人式ってことかー」と言ったら、「いいコト言うねー」と、ほめられました。

本日、成人の日。

我々、セカンドバージンならぬ、セカンドセージン（成人）ってことで、

原点を忘れず、次のステップへ。

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しばらく会っていない友人から、お見合いパーティーのお誘いが。

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