ニューヨークで見た授業1~先生は一度も大きな声を出さなかった|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

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ニューヨークで見た授業1~先生は一度も大きな声を出さなかった

ニューヨーク学校レポート、第1弾いきます。

まずは、今回私から、この先生の授業が見たいと「ご指名」させていただいたPS244(公立大244学校)の理科教諭、Ledesma先生です。電子黒板を使った授業を見せてほしいとリクエストしていたにもかかわらず、あれ? ないぞ? 故障中かしらん。。。

見学したのは、3年生の「石・砂」の実験の授業と、2年生の「天秤で重さをはかる」学習。

「重さ」の授業の一連の流れを。

まず、ラグの上に集まって、先生が今日の活動について説明。(5分もかかってないと思う)

先生が指示を出すときは、このように先生のところに集まるのが、こちらの授業では基本スタイルです。「はーい、みんなきいて!」みたいな大きな声をだすことは、初めから最後まで、一度もありません。

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先生の問いかけに対して、隣同士ペアで意見を交換します。

このあと、グループに分かれて、てんびんで測量開始。

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作業の途中でも、先生がチャイムを鳴らしたら、手を止めて両手をあげるのがルールです。

全員が手を止め、先生に注目するまで、先生は次の指示を出しません。

ふざけっこを始めた子は、先生が静かに呼び出して、そっと警告を出していました。

そんなこんなありつつも、

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作業は順調に進み、そのグループのテーブルにあるものを重さを記入した頃を見計らって、先生の指示で、次のグループに一斉に移動です。

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グループを移動するのではなく、測るモノを移していった方が効率がいいんじゃないか?と思ったのですが、4年生から始まる理科のテストでは、このように場所を移動して、実際に器具を操作するという課題があるため、今から慣れておく必要があるのだそうです。

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アメリカで日常的に使うのはインチ・ポンドなので、この前の時間に習ったセンチに、今日のグラムは子どもたちにとってなじみがなく、けっこうむずかしい。

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結局時間切れで、全てのモノの重さをはかることはできず、続きは次回となりました。

こんなの理科なんだから普通じゃん、って?

じつは、細々としたところに、Ledesma先生の配慮があることは、おいおい触れますが、その前に全体像を押さえておきたいと思います。あと、Ledesma先生はたまたま理科の先生ですが、これまで紹介してきたNYCの先生の授業、国語でも算数でも、だいたいこういう流れで、最初の指示は先生の周りに集まって短時間(注目しやすいようにするためと、席に座りっぱなしにならないように)、そのあとは個々あるいはグループで課題に取り組み、最後にまた集まって学習したことをみんなでシェアするというワークショップスタイルの授業が一般的です。

続きは次回に。

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まだ体のリズムがうまく戻らない感じです。

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