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初の中・高校訪問でした。ニューヨークレポート2010.4.15.

今回の取材、最後の学校の紹介です。

Img_0239

こちらはブルックリンにある公立中学高校 Academy of Business and Community Development (ABCD)。男子校です。在籍生徒の95%がアフリカ系、5%はヒスパニックという構成。

Cole校長は、教職歴9年の後、2005年に当校を開校しました。めざすは100%の生徒が自分の行きたい大学に進学すること。と同時に、ビジネスの授業や奉仕活動に力を入れている学校ですので、卒業して社会に出るときにはその意義を理解し社会に役立てられることを期待されています。

しかしその前に、宿題をやることや遅刻しないことなど、基本的な生活習慣に課題のある生徒が多いのも現状とのこと。

「行動面の問題は、学習と大きな関連がある」と見た校長は、特別支援教育の教諭、ソーシャルワーカー、生徒指導担当を、まずSchools Attunedの研修に送り出しました。そこで学んできた先生は、自分の教える内容を「どの子にも学べる教え方」にできるようになりつつあるといいます。そんな授業の中で生徒たちは、必ず一つは自分にも「わかる」方法が提示されているため、作業や活動をする時間が増え、すなわち“余計なことをする時間”が減るので、行動面の問題が改善され、以前より前向きになっているそうです。

私は、米国の中学校・高校を見学するのは初めて。中高生ならではのSAの成否って、どんなところにあるのか気になっていました。

SAを受講したBond先生がおっしゃるには、「年齢が高いので、生徒たち自身が、自分の強みや弱みについて話してくれること」だそうです。「自分はこういうことが得意」と思えたり、「苦手はこういうことで、こう改善したい」と言語化できるのは、高学年だからこそではないか、というのは、なるほどと思いました。また、親が子どもの学習にほとんどかかわらない年齢になっていることも(良くも悪くも)特徴だと言われました。だからこそ、「この先生なら『わからない』と言っても大丈夫」だと生徒に信頼されることが重要になってきます。

8・9年生のCTTクラスで、社会の授業を見せてもらいました。歴史の一場面をグループで劇にするというもの。つまらなそうにしていた子が、小道具作りに参加し始めたのが印象的でした。Img_0233Img_0237 Img_0238

教室には、グループに大学名をつけたりと、生徒たちに「進学」という目標を意識させていることがうかがえました。Img_0223

というわけで、何回かにわたってニューヨークの学校紹介をしてまいりました。(まとめ読みは⇒ こちら

でも、最近ちょっと思うんですが、やっぱり百聞は一見に如かず。学校の先生に直接見てもらった方がいいんじゃないかな、と。

来年あたり(たとえばGWとか?)、現場での実践で特別支援の向上や授業のUD化に貢献してくださる先生を何人か募って一緒に視察&研修ツアーっていうのはどうだろう、・・・・なんてことをたくらんでいます。もちろん、学校のみならず、このあとご紹介するCASTも含めて。。。

私の資金が尽きつつあるという事情も背後にあることは否めませんが、人見知りで、他人と行動するのが苦手で、団体旅行なんてもってのほか!!な私が、こんなことを言いだすって、どういう風の吹きまわし? 

なので、一時の気まぐれな妄想かもしれませんし、実現可能かどうかも未知数ですが、

もしもご興味のある方は、こそっ・・・とご連絡ください。

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子どもワークショップ、終了しました。一息つくのもつかの間、まだまだ夏は続きます。応援クリックを励みに、頑張りたいと思います。

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