学ぶって何?から始まるユニバーサルデザイン~UDLを読んでみた(1)|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

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学ぶって何?から始まるユニバーサルデザイン~UDLを読んでみた(1)

先日テレビをつけていたら、クイズ番組か何かで、ただいま売り出し中のアイドルグループが解答者席に。司会の島田紳助が、そのメンバーの一人に「大学で、どんな勉強してんの?」と聞くと、イケメンくん答えて曰く

「えっと・・・・なんか(黒板に)書いてあるのを、写してます」

周りの芸人たちから「その中身を聞いてんねん!」と一斉につっこみが入っていましたが

いや、なんというか、天然ボケではあるけれど、ある意味、言い得て妙という感じで、それを狙ったのなら一概におバカキャラとはいえないような。(でも、あれはテンネンだ)

というのは、つくづく私、これこそが脈々と受け継がれてきた日本の教育、学校文化のDNAなんじゃないかと思うのです。

先日のLD学会での講演で、会場から

「(切り替わるのが)早過ぎてスライドを書き写せないから、印刷したものを配ってほしい」

という発言がありました。

45枚のスライドを250人分プリントアウトして持っていくなんて無理なので、このブログでダウンロードできるようにする(→昨日の記事からどうぞ)予定だということを、最初に申し上げなかった私もいけないんですが。それにしても、

いつも思うんですよ。

先生よ、なぜそんなに必死に、一字一句漏らさずノートに写そうとするのか、

いまは話を「聞く」ことに集中してくれればそれで良いのに・・・・と。

これがきっと、日本の学校教育DNA。

教科書を読ませて、黒板を写させて、ノートを提出させて、テストで点数をつけて、

でも、肝心な中身がちっとも学習されていない・・・・としたら、これはオカシナこと。

イケメンくんの天然ボケ発言が、笑えるけど、でもどこか笑えない。

CASTの「学びのユニバーサルデザイン」ガイドラインUnibersal Design for Learning Guidelines(UDL)は、

expert learners(熟練した学習者)って何?という定義から入ります。

エキスパートラーナーズ(本当の意味で学ぶ者、と私は解釈しました)とは

    1. 目標をめざし、手立てをもった学習者 →よりよい学習のために計画を立て効果的な手立てを作り、教材や教具を活用して学びを深め、自分の習得への進捗状況をチェックし、学ぶ上での自分の強みと弱みを認識して効果のない計画や手立てはとらない。
    2. 機知と理解力のある学習者 →既に知っている色々なことをもとに、新しい情報を明らかにしたり、組み合わせたり、優先付けたり、消化したりする。新しい情報を発見したり、構成したり、記憶したりするのに役立つ教具や教材がわかる。そして、新しい情報を、どのようにしたら意味のある有用な知識にできるかがわかる。
    3. 目的と意欲のある学習者  →成績云々よりも、習得することを目標においている。自分自身にどうやって高い目標を設定すればよいか、求められる目標を達成するためどのように努力ややる気を維持すればよいかわかっている。また、順調な学習の妨げや邪魔になるような感情をコントロールすることができる。

     (c)CAST    

  私独自の解釈でかなり意訳してみました(翻訳の信用度は低いのでご承知置きください)が、ようするに、

  1. 自分で自分(の得意不得意)にあった学習の仕方がわかっていて、
  2. 知識を獲得したり学びを深めたりするために必要なものをうまく利用できて
  3. 学習に目標や意欲をもって取り組むことができる

といったところでしょうか。

UDLの、イントロダクション冒頭には

21世紀の教育の目標は、単に知識を習得することだけではない。「学び」を習得することだ。教育は、学びの初心者を学びのエキスパートにする手助けをしなければならない。

(c)CAST   金子訳(あてにしないでください)

と謳われています。ステキな響きだなぁ。

本当の学びとは、自分の中にそれをとりこむこと。

ならば、

ノートに板書を一字一句書き写すことが、必ずしも、すべての子どもにとって最善の学びの手段なのか?

テストで、トメてない、ハネてない、漢字で書いてないと、×をつけることが、その子の学びを促進させているのか?

答え5.0の0を消す斜線が右上から左下か、左上から右下かが、そんなに大切なことなのか? (今日、ある子が、それで×にされたという話をしていたところなもので)

そんな疑問が湧いてきます。

教育のUDLは、小手先ではできません。

学ぶってどういうこと? 教えるってどういうこと? というところから、スタートしなければ。

それはもしかしたら、寺子屋時代、もしくは科挙の時代から続く日本・アジアの教育文化、価値観を見直す作業なのかもしれません。

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これもテレビネタですが、「ねるとん紅鯨団」を、いまどきの若いコは知らないらしいです。

びっくりして調べてみたら94年終了。

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