知り始めたころ~インクルーシブ教育への道ステップ1|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

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知り始めたころ~インクルーシブ教育への道ステップ1

「何も知らなかった」時代から、徐々に私たちは、新しい言葉を耳にするようになりました。

特別支援教育って、何?

発達障害って、どういうもの?

新しく出会う概念は、興味関心をかきたてる対象ともなるし、これまでの自分の考え方ややり方を脅かすかもという不安材料として拒絶反応を引き起こすこともしばしばです。

だから、一部の学校、一部の先生方は、「これから始まる特別支援教育って、自分たちにどう関わってくるのかしら?」と「ADHDって、高機能自閉症とかアスペルガー症候群の子って、どんな子達なの?」と関心を持って知ろうとし始めたでしょう。

でも、当初は「特別支援教育って、特殊教育の名前が変わっただけでしょ。自分たち通常学級の教員には関係ないさ」と思っていた先生も多かったでしょう。発達障害という言葉を知識としては得ていても、「問題行動を起こす困った子どもたち」という捉え方で見ていたかもしれません。

私が巡回相談を引き受けた初年度は、特別支援教育がスタートする前年でした。支援の対象となりうる子はどの学校にもいました。でもまだ、「困った子」「キレる子」「勝手な行動をする子」「やる気のない子」「努力しない子」・・・・そんな目で見られているケースも少なくありませんでした。

本人の性格の問題や、親の育て方のせいではない。困っているのは彼ら自身であることを、まず知ってもらうことが最初の仕事だったように思います。

でも一方で、「あの子は障害なのかどうかを判断してほしい」という声もよくあったのです。逆に、このあいまいな概念はどの子もこの子もみんな当てはまるように思えたりもします。だから「ウチの学校には発達障害と思われる子どもたちがこんなにたくさんいる」と、100人近い名前のリストを見せられたこともあります。背景にあったのは、対応に困っている先生方の悩みだったのではないかと思います。彼らの困った行動が「障害」のせいなら、彼らは「障害を持った特別な子」で、特別な場所で特別な訓練を受ければいいのだ・・・・そうすれば、この悩みから開放される・・・・そんな期待もあったのかもしれません。

知り始めの時期は、混乱の時期でもありました。

だけど、知ることが最初の一歩。

もっとちゃんと知ろうと、本や資料を読んだり研修を開いたりして、理解を深めていくうちに、「何をすべきか」が見えてくるのだと思います。

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