チューリップと会話せよ?!|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

お問い合わせ

電話番号

電話番号

ブログブログ

新しい記事

チューリップと会話せよ?!

好きな花を聞かれたら、チューリップと梅を真っ先に挙げる私です。

近所の庭先に梅が咲き始めるころ、花屋の店先にチューリップが並び始めるころ、

春が来るなぁ・・・♪ と、ココロが弾みます。

というわけで、先月、チューリップの切花を3本買ってきて花瓶に生けてみました。

チューリップは花が開いてしまうと、どうにも情けない姿になりますが、これは温度管理だけでなく、なるべく光を当てないことでかなり長持ちさせられることを最近知りました。

しか~し・・・・花の重みで首がだらんと垂れ下がってしまいます。なんだかだらしない。

そこでネットで検索してみると、あるサイトでは「チューリップは切花でも茎がどんどん伸びるので、こまめに茎を切っていくとよい」とされているのに、別のあるサイトでは「チューリップは水を換えるたびに茎を切ってはダメ」という全く逆の記述。

いったい、どちらが正しいの?

・・・・という話を実家でしていたら、母いわく

「それは、チューリップと話し合わなきゃわからないわよ」

はぁ?

関西出身の母は、たま~にしょうもないボケや冗談を言うこともあるのですが、これは真面目に言っているらしく、どういう意味かとたずねると

「こまめに切れ」も「切ってはダメ」も、どちらも場合によっては正解になりうる。生き物なんだから、AかBかではないし、書物やマニュアルだけではわからないこともある。だから、「かわいそうに、水が足りないかい?」「茎を切ってやろうか?」などとチューリップと会話をするように、様子を観察しながら最も良い方法を見極めていくのが花を育てるということなのだそうだ。

ほぉ~。

言葉を話さないチューリップの言葉を聴けとは。

でもそれって、子どももおんなじだなぁ。

たとえば、不登校の子に対して、登校を促すべきなのか、休ませて見守るべきなのか?

やる気がない子に対して、叱るべきなのか、無理をさせない方がいいのか?

勉強が分からない子に対して、どう教えたらいいのか?

これが正解!というマニュアルはなくて、その子その子の状況を見極めて判断しなければいけないのですよね。

もちろん、大人の価値観を押し付けてはいけないし、効果が見られなかったり逆効果になっていたりするようならやり方を変えなければいけない。

「どうしてほしいの?」と、言葉で聞くことも出来るけど、

実は子どもって、本当のことを話さないし、話せないことが多いのです。

反応をよく観察して、気持ちを引き出し、うまく対応していかなければいけない。

だから難しいんですよね。

ちなみに私のチューリップは、思い切って茎をバッサリ切ってみたら首もなんとかしゃんとなって、その後はあまり切らないようにして、結局買ってから3週間近く楽しむことができました。

「孟子」に、苗の成長を助けようと引っ張って伸ばそうとし、枯らしてしまった話もありましたが(「助長」の語源  「孟子」公孫丑・上 より)

子どもと植物は共通する部分がありますね。

エンジンのかかりが悪くて、仕事がはかどりません。。。応援クリックでパワーをください。

↓↓↓

★この記事を面白いと思った方、当ブログを応援してくださる方は、

にほんブログ村 教育ブログへ本日も1クリックをよろしくお願いします。

【にほんブログ村 教育ブログ】へリンクし、人気ランキングの1票となります。

*当ブログ上の情報およびコンテンツの著作権は全て筆者に帰属します。
*トラックバックは歓迎♪

アーカイブ

アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ