スパイス一つで数倍おいしくなる授業|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

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スパイス一つで数倍おいしくなる授業

流行らせたいんだけど、まだいまいち流行っていない

<授業に入れたい7要素>。

・・・読む
・・・見る
・・・書く
・・・聞く
・・・話す
・・・する
かん・・・考える

先日たまたま見た算数の授業が、見事に7要素を満たしていたので、ちょっとご紹介。

少数×少数の掛け算(筆算)のやり方を学ぶ、という課題です。

まず、例題を黒板に書いて、やり方のポイントを説明。(見る・聞く)

次に、「答えが限りなく10に近くなる、小数×少数の問題を見つけよう」という問題を出し、隣同士ペアで話し合いながら、いちばん10に近くなる計算を考える。(話す・考える・計算する・書く)

ペアごとに出来上がった問題を黒板に書いて、発表する(書く・話す)

みんなで答え合わせをしつつ、どのペアが最も10に近い計算を作れたか、結果を確かめる。(見る・聞く・考える・計算する)

あぁっ・・・おしい。7要素には「読む」が足りなかったか。

でも、まあ、それにしても、

「となりの人とペアで話し合いながら」としたことで、算数の苦手なあの子もとなりの子のやり方を一生懸命に見て自分でも試みていたし、

「10に近い答えになるような計算をみつける」という条件を出したことで、どの子もただ教科書の計算問題をやらせる場合の倍以上の数のは計算練習をこなしていたし、

競争だからみんな真剣に、他のペアが黒板に書いた計算があっているかどうかしっかり見て確かめていたし、

とにかく、子どもたちが「小数の掛け算」に目をキラキラさせて盛り上がっていることに、関心しきりでした。

特別凝ったものや大掛かりな準備なんか、全然なくても、アイデアひとつでこんなに素敵な45分の授業になるんですね。

ちょっとした味付け、スパイスの利かせ方で、数倍おいしくなる・・・・そんな授業を見るチャンスがあったら、またご紹介していきたいと思っています。

来週またニューヨークに出張するので、その準備に追われています。

大量の英語の資料に埋もれてアップアップしていますが、たくさんの情報を収穫してこようと思っています。

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