「LD」とひとくくりにするだけでは、解決しない。|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

お問い合わせ

電話番号

電話番号

ブログブログ
  • HOME
  • ブログ
  • 「LD」とひとくくりにするだけでは、解決しない。

新しい記事

「LD」とひとくくりにするだけでは、解決しない。

先日、隣県Y市の教育研究所主催の研修に、講師として呼んでいただき、行ってまいりました。

ありがたいことに、拙著

先生が明日からできること。先生が明日からできること。

のタイトルを、そのまんま表題にしてくださって、ありがとうございました。

といって、本の中身は本を読んでいただけばよいと考え、話したことは、あえて、かなり掘り下げた内容に。(とはいえ、公的機関だしと遠慮したのもあり、2冊しか売れませんでした。猛暑の中10冊も抱えて行ったのに・・・・(笑))

事例を3例上げ、グループごとに、①その子どものつまずきの背景となっている脳機能を推測する ②その子の強い機能、弱い機能をふまえて、どんな支援が必要か考える という2つの課題に取り組んでいただきました。

ちょっと時間が押してしまって、じっくり話し合えなかった部分もあったと思いますが、とりあえず予定していた内容を全てこなすことができて、ホッとしています。(質疑応答の時間取れなくてゴメンナサイ)

今回、最新資料として、字の「読み」につまずくCくんと、「書き」につまずくDくんの実際に書いたものも見比べてもらいました。これ、とっても興味深いんですよ。読みは一字一字なぞり読みだけど、しっかりした字を書けるCくん。スラスラ読めるけど、解読不能な字を書くDくん。違いは一目瞭然。ともすればどちらも「LD」とか「読み書き障害」とひとくくりにされてしまうと思うですが、実は、つまずきの根っこにある「弱い機能」が、Cくん、Dくんそれぞれに異なるのです。ですから、当然とるべきアプローチも違ったものになるはずです。

もちろん、この研修で先生方にそこまで要求するのはちょっと難しいです。ただ・・・・今回のグループワークを通して

たとえば、やみくもに10回、20回書かせれば覚えられるわけではないってことに気づいてほしい。「どうして、つまずいているんだろう?」と、その子の特性を探る目を持ってほしい。そして、個々にどのような支援が必要かを「話し合える」チーム、学校を作っていってほしい。

そんなことが伝わればなぁ、と思っています。

本は、クリックするとアマゾンから購入できます。

↓↓↓

先生が明日からできること。先生が明日からできること。

今日は見ないでおこう・・・・と思っても見てしまうオリンピック。・・・・ふあぁ。 あくび連発しながら更新した私にも、応援ください。

↓↓↓

★この記事を面白いと思った方、当ブログを応援してくださる方は、

にほんブログ村 教育ブログへ本日も1クリックをよろしくお願いします。

【にほんブログ村 教育ブログ】へリンクし、人気ランキングの1票となります。

アーカイブ

アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ