ミツルくんとエロ本|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

お問い合わせ

電話番号

電話番号

ブログブログ

新しい記事

ミツルくんとエロ本

お盆休み。ひま(でもないのだけど)に任せて過去記事を読み返していたら、「続きは、後日」としておきながら、放ったらかしになっていたネタがいくつかあることに気づきました。

そのひとつが、 「おっぱい」話に登場したミツルくん の後日談。

「どうしてぼくにおっぱいを見せてくれないんだ」という問答も落ち着いて、しばらくたったころのお話です。

自閉っ子のミツルくん(仮名)は、多動の傾向もあり、個別指導の合間の休憩時間はどうしても活動的になりすぎて、学習中の他の生徒さんたちに迷惑になりかねなかったので、ある時期から外に「10分間のお散歩」に出かけるようになりました。

一番ハマったのは、お隣の本屋さん。大好きな電車や飛行機の雑誌をパラパラ眺めて、帰ってくる。本を読んでいる間は大人しいので、私もそばに張り付いて見張っている必要もなく、店内をぶらぶらしたり、ミツルくんの隣で立ち読みしたり。私にとっても一息つける素敵な時間でした。

ある日のこと。いつものように「そろそろ時間だよ。帰ろう」とミツルくんに声をかけようとして、あ然・・・・!

ミツルくんが真剣に眺めていたのは、鉄道雑誌でもコロコロコミックでもなく、・・・・正真正銘のエロ雑誌! 

「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと、あんた何読んでるの?!」

あわてる私に、ミツルくん平然と

「はだか~♪」

「やだ、やめてよー」

「なんで?」

「なんでって・・・・」

「エッチだから?」

ニヤニヤするミツルくん。・・・・・わかってるんじゃないか。

で、頼むから、声のトーン落としてほしい・・・・!!

「はだかの写真、なんで見ちゃいけないの? この人たち見てるよ」

ミツルくんに指をさされた「この人たち」は、明らかに聞こえない振りを通していたけれど、私にはわかるよぉ、この気まずい空気、針のムシロ・・・・(汗)

半ば引っ張るようにして、教室にミツルくんを連れ帰り、あらためて話しあう。


「なんで、だめなの? みんな見てたじゃん。ぼくだって見たいよ」

う~む・・・・。そうだよなぁ。当時、彼は中2か中3。はだかの写真、見たい年頃になってておかしくない、というかそれがフツウよねぇ。。。

むしろ、ここで「だめだ」「いけないことだ」というのは、抵抗を感じる私。

けど、待てよ。何か、違和感。

フツウだったら、エロ本を見ていたところを先生(しかも女の先生)に見つかったら、あわてて隠すとか逃げるとか、真っ赤になって言い訳するとか、それが年頃の男の子の一般的な反応じゃないだろうか? 「はだかの写真、なんでダメなの?」と平然と私にあの場で聞くっていうところが、問題というかユニークというか・・・・やっぱり自閉っ子なんだなぁ。

「あのね。はだかの写真を見るのが悪いとは言わないけど、先生と一緒に本屋さんに行った時に見るのはやめてほしい」

「なんで?」

「ミツルくんがエッチな本を読んでいると、一緒にいる私が恥ずかしい」

「そうなんだ」

「エッチな本っていうのは、こっそり読むものなの。あそこで読んでいた人たちも、こっそり読んでいたんだよ。ミツルくんが大きな声で『この人たちも読んでる』なんて言ったから、恥ずかしかったと思うよ」

「じゃぁ、こんどから、こっそり読む」

そういうわけで、休憩時間に一緒に本屋さんに行くのはやめることにして、ミツルくんは個別学習の前に本屋さんにこっそり「寄り道」してから教室に来るようになりました。

かれこれ10年近く前のお話です。ちゃん、ちゃん。

順位が上がってきました♪ ありがとうございます。嬉しいので、がんばって更新しました。もひとつおまけにワンクリック、よろしくお願いします!

↓↓↓

★この記事を面白いと思った方、当ブログを応援してくださる方は、

にほんブログ村 教育ブログへ本日も1クリックをよろしくお願いします。

【にほんブログ村 教育ブログ】へリンクし、人気ランキングの1票となります。

アーカイブ

アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ