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「個別の指導計画」、もーいいかい? ~はるえもん試験勉強中5

文部科学省の調査より。「特別支援教育の進捗状況調査」によると、平成18年度の小中学校での全国平均

校内委員会・・・96%  実態把握・・・84%  コーディネーター・・・93%  個別の指導計画・・・38%  個別の教育支援計画・・・20%  巡回相談員・・・61%  専門家チーム・・・31%  研修・・・46%

「専門家チーム」を組むのに十分な数の専門家が存在しないであろうことを考えると、これについて困難は想像がつくとして。

う~む・・・校内委員会の設置やコーディネーターの指名は進んだのに対し、研修は半分に満たず、個別の指導計画や個別の教育支援計画はもっと少ない。これは、「体裁は整えた。中身は、これから」ということでしょうか。

巡回相談員の立場としても、「個別の指導計画」作成をどうバックアップできるか、来年度の課題だなぁと思っています。

話は変わりますが、私の職場アンダンテでは、いまちょうど個別学習指導の計画や記録用紙のフォーマットを大幅にリニューアル中。この場合は、「個別指導計画」ですね。

「個別指導の計画」と「個別の指導計画」は、似て非なるもの。

学校教育における「個別指導計画」とは、「特別な場による個別指導」だけにとどまらず、「(通常の学級での)担任が配慮しての指導」「ティームティーチングによる指導」など、さまざまな視点から検討されるものなのですね。

ということで、「個別指導計画」の構成内容は

1 アセスメントに基づく総合所見(情報を集め分析、検討した結果である子どもの見立て)

2 重点指導領域と長期目標(どのようなことに重点をおいて指導するか、長期的な到達点をどう設定するか)

3 指導の場(特別な指導の場で、通常の学級で、家庭で)

4 指導領域ごとの子どもの姿(2に関して、いま子どもはどういう状況か。)

5 短期目標と指導の手立て(具体的に!)

6 評価(目標にどの程度到達できたか。支援方針は適切だったかなど)

(  )内は、私のコメントです。作成は面倒そうだし、最初は難しく感じるかもしれませんが、これをコーディネーターの助言のもと、どの担任でも作れるようになった時、はじめて特別支援教育が軌道に乗ったと言えるのではないでしょうか。そのためには、すべての先生が特別支援教育の「視点」を持てるよう、研修が不可欠でしょう。

「作りなさい!」って強制しても、形だけになってしまうと思うんです。形だけの計画なんて、実行されっこないし、実行されない計画なんて役に立たないから、忙しい先生方には「無駄なもの作らされてる」としか思ってもらえない。

だから私は、この2年、「指導計画よりも、まずは『明日からできること』から」をキャッチフレーズにしてきたのですけれど、

ぼちぼち、そろそろ。

先生方から「○○くんの指導計画、ためしに作ってみたいんですけど」「研修、やりたいんですけど」なーんて声があがってくるようになるといいなぁと、期待して待ちながら、その日のために私もお勉強、お勉強・・・・です。

試験まで、いよいよあと1日。

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