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知能を測る・りんごを測る~はるえもん試験勉強中4

今日は、WISC‐Ⅲの分析を復習してみました。(すみません。本日専門用語、多めです)

祖点を評価点に換算、VIQ、PIQ、FIQを求め、VC、PO、FD、PSを出し、各下位検査ごとの比較をして・・・・

って、実習はこれがメインだったから、試験には出ないかなぁ。私は普段、WISC-Ⅲの「結果」を見る機会は多いのですが、自分で検査を取ることはないので、見直してもまだ不安が残ります(笑) 

けど、しかし。考えるところはいろいろあります。

私は、WISCの数字と自分の感覚との距離をどうとるか、ということを、常に意識している気がします。

WISCが教えてくれることは、本当に有効な情報が詰まっていて、きっと私はまだまだ、それを100%読みきれていないし、活用しきれていない部分があると思うのです。だから、これからも研鑽が必要だという自覚があります。

と同時に、WISCに頼りすぎないこと、とらわれすぎないこと、限界があることを知っていること、を自分に言い聞かせ続けるべきだとも思うのです。自分がその子と接していて、教えていて、その子の姿を見抜く目(職人のカンみたいなものでしょうか)も大切。経験が浅いうちはどうしても、便利な「数字」を頼りたくなってしまう部分があるでしょうけど、過信しないようにしないと・・・・。

検査が測っているのは、1人の人間の能力の、ごくごくほんの一部の面に過ぎないのですから。

たとえば、「りんごをはかってください」と言われたら、どんな測り方をしますか?

重さ? 体積? 背の高さ? 周囲の長さ? それとも重さ÷体積で密度を出しましょうか?

いやいや、もっとありますよね。甘さ(糖度)とか、栄養価とか、カロリーとか、赤色の濃度、百人に聞いた好きな果物ランキング・・・・

「測る」尺度は、それをどう捉えるか、何のために何を知りたいのか、どの部分を比べるか、によって変わってくるのです。知能検査も、同じではないでしょうか。

いずれ切り替わるWISC-Ⅳでは、言語性IQ、動作性IQという概念が消えたそうです。

これ聞いて私、ひっくり返りそうになりましたよ。

下位検査もだいぶ入れ替わってるみたいですし。

時代とともに、「知能」の捉え方もLDの概念も変わっていってるということですね。

まだ日本では、VIQとPIQ出して、有意差があったとかなかったとかやってるわけですが・・・・それに意味がないと言うつもりはありませんが、日本語版、早く標準化してください。

検査でわかることは何で、それをどう指導にいかしていくか・・・・まだまだ学ばなければいけないことはいっぱいありますね。

アセスメントは奥が深いです。

試験前の最後の休日である今日、母に「チケットもらったから」と言われて歌舞伎座に行ってしまいました。先週は、急に思いついて映画みにいっちゃったし。計画実行力(-)。刺激へ反応・・・しやすすぎ。残りあと2日。気合入れろ!のクリックをよろしくお願いします。

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