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はるえもんは体育「1」だった?・・・~運動機能編プロローグ

「高校時代は陸上部だった」というと、よく言われるのが「へぇ、じゃあ運動神経いいんですね」。

ああ、それ、大間違いです。

そもそも小中学校で陸上競技会の前だけ各運動部の足の速い子だけを寄せ集めて試合に出させたりするから、「陸上部は運動のできる子が入るもの」という誤ったイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。

私がスポーツは全くダメなことは以前にも触れましたが、→こちらに収録

先生が明日からできること。

陸上競技は、走る・跳ぶ・投げるのいずれか好きなことを、自分だけの目標をもってできる単純なスポーツ。運動神経に恵まれない人も、チームプレーはダメな性格の人も、ちびっこ、も、おじいちゃんおばあちゃんも、だれでもウェルカムな懐の大きな競技です。お金もほとんどかからないし。

忘れもしない、通信簿で体育「1」をとったのは、小学校6年生の時。もっとも苦手だったのが器械体操系。跳び箱飛べなかったし、開脚後転もできなかったし、平均台もすぐ途中で落っこちたし。

4歳の姪っ子は、大きくなったらバレリーナかフィギュアスケートの選手になりたいのだとか。ああ、彼女ならできるかもしれないなぁ。姪っ子は2歳の頃から、猿のように身軽でした。誰が教えたわけでもないのに、うちの介護用の手すりにぶら下がってくるんと回ったりする彼女を見て私は、「あぁ、この子は逆上がりが最後までできない苦労なんかすることないのだろうなぁ」と思ったのでした。

私も5歳の頃、バレエ教室の見学に行ったことがありますが、母に「やりたい?」ときかれて、速攻首を振ったものです。跳んだりはねたり回ったり、「私にはできない」と、幼心にも直感的に悟っていたのですねぇ。

体育「1」のショックから私を救ったのは、中学校の体育の時間の「持久走」でした。今思えば、小学校の頃は水泳をやっていたので、肺活量は人並み以上だったのかもしれません。1000メートル走で先頭集団の団子の中にいたのが、気づけばトップで走るクラスの運動会のヒロインのすぐ後ろにつけている状態に。体育の先生の「こらぁ! 抜かさんか!」という声にハッとして、彼女を抜いた瞬間の気持ちよかったこと。そこからゴールまでの競り合いで最終的には負けたけど、そのとき「運動ができない」と思っていた自分に「陸上競技」という選択肢があることに気づきました。というわけで、高校では陸上部に。

思い出話がつい長くなってしまいましたが、ここで書きたいのは、「運動神経」とは何ぞや?ということです。

視力と視知覚が違うように、体力や筋力と、「運動神経」はおそらく別物なのでしょう。

さて、ここから学習支援シリーズ「運動機能編」につなげていきたいと思います。

ただし、「運動機能」=「いわゆる“運動神経”」ではないのです、実は。

運動機能というのは、すなわち筋肉を操る脳機能なんですが、これはスポーツだけのお話ではありません。

自転車に乗る、ブランコや滑り台、ジャングルジムで遊ぶ、靴紐を結ぶ、絵を描く、ペットボトルを開ける、楽器を弾く、そして字を書く・・・・。

大きな動きから小さな動きまで、脳があらゆる筋肉を動かし、調整して、人は常にさまざまな行為をしているのですね。

ありとあらゆる動作と「運動機能」は関わっていますので、体育限定の話じゃないということを心に留めておいていただいて、次回以降のお話にお付き合いください。

今週は、ちょっぴりハードスケジュールなため、更新できるか微妙ですが、「続きを待ってるよー」のクリックをいただけると嬉しいです。

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※参考文献 "The Mind That’s Mine"  Dr.Mel Levine

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