「#$%~$’&ション?」「#&%”!$#ショォ?」~音声から言語を聞き分ける1|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

お問い合わせ

電話番号

電話番号

ブログブログ
  • HOME
  • ブログ
  • 「#$%~$’&ション?」「#&%”!$#ショォ?」~音声から言語を聞き分ける1

新しい記事

「#$%~$’&ション?」「#&%”!$#ショォ?」~音声から言語を聞き分ける1

さて、学習支援シリーズ、注意機能、記憶機能に続いて、言語機能についてのお話に入りたいと思います。

自分自身のプロファイルを考えてみたとき、注意と記憶については自信のない私ですが、言語はおそらく「得意」だろうと推測します。

だって私、子どもの頃から「国語」得意でしたもん。作文、大好きでしたもん。言語機能を「言葉を理解し、操る力」と定義したならば、ちょっぴり自信あります。

ただし、私のその自信は、母語である日本語の場合に限られます。

英語をはじめとする外国語に関しては、ん~、だめだなぁ。私思うに、世の中には絶対に、語学の習得に向いている人と、そうでない人がいるのではないでしょうか。多分それは、注意や言語の機能とも関わっていて、私の場合は聞いた言葉や読んだ単語を次から次へと忘れていくところにも問題があるのでしょうが、「聞き取る力」の弱さもあるのかもしれません。

母語であろうと外国語であろうと、言語の獲得の第一歩は「音声を聞き分ける」ことから始まります。

赤ちゃんの泣き声、観客席の歓声、驚いた時の悲鳴・・・・「言語」ではない音声と、「言語」である音声を聞き分ける力を、私たちは持っています。生まれて間もない赤ちゃんでさえ、母語と外国語を聞き分けているらしいという話も何かで読みました。

余談ですが、昨日、友人たちと箱根に行きました。芦ノ湖の遊覧船内で隣り合わせた家族が中国語を話していました。私がその家族に笑いかけると、傍にいた友人の息子クン(小1)が「ねぇ、英語分かるの?」と聞いてきます。「英語じゃないよ。中国語だよ。ニィハオって挨拶してごらん」

つまり、友人の息子クンは、日本語ではない言葉=英語、と思ったのでしょうね。

ちなみに私、たとえば電車の中で見かける外国人が何語を話しているか、英語、中国語、韓国語なら、聞き分けられます。それは、旅行や出張などでその言葉に接する機会が多かったから、なんとなく調子でわかるだけです。

意味は全く分かりません。

というか、意味以前に、なんて言っているか、ほとんど聞き取れません。(←ここ、今日のポイントです。)

目の前の家族が、中国語を話していることは分かる。だけど、そのお母さんが、1歳くらいの小さな子が「クマのプーさん」を指差している脇で、「○○○○○○○」と何度も言っている、それが何といっているのか、聞き取れないのです。お母さんが子どもに「プーさんよ」と教えているのだと想像がつくのですが。

「#$%~$’&ション?」 「○○○○○○○」

「#&%”!$#ショォ?」 「○○○○○○○」

思わず、その幼児ではなく、私が聞き返して、お母さんに2度も言い直してもらいましたが、分からずじまい。

私の中国語レベル、1歳児以下か・・・・。

そんな自分の姿が、音の聞き取りが苦手な子どもに、聞き取りクイズをやったときの反応そっくり。

一生懸命耳をすまして聞いているのに

「え? もう一回言って」 「え? 何? わかんない!」(イライラ)

私の場合、英語のリスニングも似たような状態です。英語を母語としない人が、ゆっくりと簡単な単語だけで話してくれれば分かるけど、アメリカに行くと、何を言われているのか、ちんぷんかんぷん。

(だからビデオからDVDの時代に移り、感動しました。ドラマや映画を英語の字幕に切り換えて、ぜんぜん聞き取れない英語が「へぇーっ、そう言ってるんだ!」と視覚的にわかるよういなったからです。)

耳が悪いのではありません。注意力も精一杯働かせています。でも、言語を構成する音声を認識する機能が、あまり上手く働いていないのかもしれません。

このことは、言葉の獲得や、文字の習得に大きな影響を与えます。

次回は、つまずきの具体例を挙げて考えてみようと思います。

ランキング10位落ちの日も近いか? それとも、復活なるか? 

言語編の続きを期待している方は、やる気のもとのクリックをよろしくお願いします。

↓↓↓

※参考文献 "The Mind That’s Mine"  Dr.Mel Levine

★この記事を面白いと思った方、当ブログを応援してくださる方は、

にほんブログ村 教育ブログへ本日も1クリックをよろしくお願いします。

【にほんブログ村 教育ブログ】へリンクし、人気ランキングの1票となります。

アーカイブ

アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ