親の育て方のせいではない ~このテーマに入るにあたっての前置き~|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

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親の育て方のせいではない ~このテーマに入るにあたっての前置き~

これから何回かにかけて、発達障害の子の「親」をキーワードにした記事を書いていきます。

この「親御さんに対して」という記事カテゴリ、ブログ開設時から設定はしていたのですが、これまで1本も書かずにきました。無意識に「避けてきた」と言ってもいいかもしれません。それはたぶん、私の中に常にある「引け目」と「怖さ」が拭えず、自信がないからです。

先日、ある方の講演会(自閉症と少年犯罪という重いテーマでした)で、講師の方がこんな前置きをされました。

「私は親になったことがなく、子どもを育てた経験もありません。ですから、今日は仕事として関わってきた子どもたちについてお話しますが、もしかすると、お聴きになる親御さんたちのお気持ちを傷つけたり逆なでしてしまうような発言があるかもしれません。そのときは、本意ではないことをどうぞご了承いただきたい・・・・」

同じ不安が、私の中にもあります。だから、こういう「お断り」をしたうえで話し始めるというやり方もあるのか・・・!と、思わず膝を打ちました。逃げかもしれませんが、今の私には、それとまったく同じ前置きをさせていただくことで、話を始められるような気がしました。

親御さんの気持ちは、親御さんが発信する言葉に優るものはなく、私が代弁できるなどとは全く考えていません。

ただ、学校で先生方の相談を受けていると、親御さんにどう対応するかという悩みや、親御さんと先生の認識のズレやミゾを感じるケースに幾度もぶつかります。「親」というキーワード、もはや避けて通れない気がするのです。

そのようなわけで、現時点での私に書けることを、一度書いておこうと思います。前置きに続いて、次回プロローグから・・・・。

今週はトントンと更新していく心づもりで、がんばります。

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