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受講感想~インターネットやゲームとの付き合い方の難しさ

連休も終わり、初夏の日差しになってきました。
新学期、新しい環境の緊張感もほぐれる一方、いわゆる“五月病”的な疲れも出てくる頃ですね。
ちょっと日があいてしまいましたが、今月の通信コラムより

●先日、NPO法人えじそんくらぶ主催の講座に参加してきました。講師は昭和大学付属烏山病院長の岩波明先生、テーマは「発達障害と依存」です。依存症と言えば、アルコールや薬物は有名ですが、ギャンブル(パチンコ)依存、買い物依存など様々なものがあります最近ではインターネットやゲームへの依存も認識されるようになりました。
●依存症は一見「本人のだらしない性格」「意志の弱い人間のすること」と思われがちですが、実はれっきとした“病気”で、誰もがかかり得るものです。お金や生活、人間関係等様々な問題を引き起こす事態になっていても、「それをどうしてもやめられない」「それがない(しない)とイライラや倦怠感、不眠などの支障をきたす」脳の状態に陥っているため、周囲が批難しても叱責しても直せないばかりか、“周囲を巻き込んでいく”病気といわれています。
●ネットやゲームへの過度なのめりこみは、未成年でも陥る可能性があります。お隣韓国では深刻な社会問題にいなっているそうですが、日本でも潜在的なケースがたくさんありそうです。しかし治療や支援を行う施設や団体は非常に少なく、治療方法もまだ手探りで有効な手立ては確立されていません。ですから、「依存そのものよりも依存の背景にある問題(家庭・仕事・学校・障害など)へのアプローチ」と、「予防」が重要であるとのことでした
●ちなみに、ネットやゲームへの依存の症例は東アジアが中心で、欧米では報告が少ないというお話でした。これは予防を考えるにあたり重要な示唆を含んでいるに思います。文化の違うあちらの子どもの生活環境、子育てにおける価値観のなかで、インターネットやゲームはどのように扱われているのか気になります。お酒と同様に“嫌なことやストレスを忘れ快感を覚える”作用があるだけに、普段からの付き合い方にも注意が必要かもしれません。

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