UDLの実践は、準備が煩わしそう???(3)|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

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UDLの実践は、準備が煩わしそう???(3)

彼が健康診断の結果をもらってきました。

げげっ。。。昨年から引っかかっていた悪玉コレステロールと中性脂肪の数字が、さらに悪化している。

なんで? なんで? なんで?

この半年間、平日の朝・夕食に加えてお昼のお弁当まで、食事管理をしてきた私としては、ショックな事態でして・・・。そもそも、私の食生活は基本は和食で、揚げ物や脂っこいものは、ほとんど作らないし、同居前の彼が外食とコンビニ食中心だったことを考えると、てっきり下がっているものと思っていたのに、なぜ?

というわけで、原因をよく調べて、再度の改善を図るつもりですが、

やっぱ、もう一度あれしかないかな。あれ⇒

体脂肪計タニタの社員食堂 ~500kcalのまんぷく定食~

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価格:¥ 1,200(税込)
発売日:2010-01-21

続編と合わせて二冊とも入手し、何回かこのレシピで作ったことはあるのです。

ヘルシーなのに満足感あり、お味もおいしい。良さは十分わかりました。

でも、挫折したのは、私にとっては手間と時間がかかりすぎるレシピだったという点につきます。仕事から帰宅した後では間に合わない。午前中に下ごしらえをしておくと他の家事ができなくなるし、「今日は遅くなるから夕飯いらない」といわれることもある。休日にまとめて作り置きするのも、週休1日の私にはきつく、結局へとへとになって、やめてしまいました。

ただ、だからといって、

時間がかかるとか、手間がかかるというのが、タニタレシピの本質ではないと思います。

このレシピの重要なところは、「塩分・油分を控える」「低カロリーだけど満足感」・・・という基本方針であって、その手法として「調味料は必ず計る」「塩・醤油を控える代わりに薬味や出汁を多用して薄味でもおいしく」「フライやコロッケを揚げるのではなくオーブンで焼く」などなどが特徴となっています。

本の中から数品作って食べてみただけでも、これまでの自分の食事がいかに味が濃く、油を多用していたかに気づかされました。また、塩分を控えてもおいしく、揚げ物の代わりにボリューム感を得られる調理方法を知ることができたのも収穫でした。

レシピだけを見ると、「タニタ=めんどう」 と感じてしまうかもしれないけど、本質である“考え方”を理解すれば、あとはその考え方を自分の料理に応用していけばよいわけです。裏を返せば、本質を理解していないと、せっかくレシピをまねしてもマヨネーズかけて食べちゃったりしたら、全く意味がなくなってしまいます。

というわけで、前振りが長くなりましたが、

「UDLは、よいことは分かるが、準備に時間がかかりそう」

というコメントも、同じようなものかもしれません。

UDLには、「手間暇をかけた授業」が重要だとは、どこにも一言も書かれていません。(むしろ、より教員が簡単に低コストで適用できるとしています)

大事なのは、実践例の表面的な部分ではなく、理念、“考え方”です。

日々の実践の中で、UDL3つの原則を、枠組みとして適用することが、UDLです。

(だから、「これがUDLです」という教材や授業、マニュアルが存在するわけではありません)

時間をかけて準備するか否かや、見栄えのする教材か否かは関係ないのです。時間やコストをかけずに良いものを作る・・・というのも、“デザインする”さいの一つの大事な要素になると思います。

でも、ガイドラインを読んでいただいて、その視点や実践例を参考に授業づくりに取り組んでいただければ、最初は慣れなくて面倒に感じることも「感覚」をつかめるかもしれません。

私も米国での取材時に、ワークショップ型の授業の準備や個々の生徒の実態把握は大変じゃないか?と先生方に尋ねたことがありますが、「慣れてしまえば、自分の中にパターンができて、大変には感じない」というような答えが返ってきたものです。

日本の先生からも、そんな声を聞けるようになれば嬉しく思います。

+++++++

引き続き、アンケートでいただいたコメントをもとに、UDLについて考えてみたいと思います。

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お腹が大きくなるにつれ、通勤徒歩20分強が、ちょっとつらくなってきたこの頃です。

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