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UDLの実践は、準備が煩わしそう???

遅ればせながらのご報告になりますが、

2月10日に、群馬大学付属小学校で行われた研修会に、講師として呼んでいただきました。

研究授業(3年 国語)を参観した後、授業説明を含む協議会があり、

そのあと、私の方からUDL(学びのユニバーサルデザイン)の考え方についてお話しさせていただく、という構成でした。

今回も、参加者にアンケートを記入していただき、新幹線で読みながら帰ったのですが

ちょっとひっかかったことがありました。

UDLに対して、あるいはUDLを実践に取り入れることについて、

「準備が大変そう」「準備のための時間がない」というコメントを書かれていた方が4名。

小松での研修でもほぼ同じ内容の話をし、同じアンケートをとったのですが、その時は、そういう記述はほとんど見られなかったのですが・・・。

ひょっとすると、いや、たぶん(?)

そういう印象を持たれたのは、参観した研究授業の影響も少なくないのかもしれません。

実際、附属小の先生が行われたその研究授業を見た私も

「うわぁ、あの教材をクラスの人数分手作りしたなんて、いったいどれだけ残業したのかしら?!」と思うほど、

とても準備に手をかけたことが伺える授業でした。

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「主婦」もしなければならなくなったこの半年近く、毎朝毎晩、食事のメニューを考え料理する大変さを実感している私ですが、

決して料理が嫌いなわけではないにもかかわらず、だんだんと、凝ったものを考えて、材料を買い揃えて下ごしらえして・・・なんてことは、そうそうできない現実にぶつかります。忙しいなか、目の前にある食材でパパッと何かを作らなければならないことも多いわけです。

日々の授業も、似たようなところがあると思いません?

毎日毎日、その日、その時間の授業を練り、実践していかなければならないのに、全ての授業に手間暇かけるのは無理。

でも、そうそう! 

先日のバレンタインデーは、私いつもより30分早起きして

彼にスペシャルなお弁当を作ったのですが、(ハート形の3種おにぎり、ハート形の卵焼き、キュウリとジャガイモをハート形でくりぬいて作ったサラダ、ハート形にくりぬいた人参のグラッセ♪)

当の本人は、そんなハート尽くしのお弁当を、まったくそれとは気づかずに食べたらしいです。

「へっ? ハート?」

こんなもんだよな。二度とこんな面倒なことするもんか。

きっと研究授業とか公開授業の類も、言ってみればそんなもので、先生にしてみれば

県内各地からたくさんのお客さんが見に来るのだから、ある程度見栄えがした方がいいし、

「おっ」と思わせたい気持ちも、つい働くことと思います。

でも、内容について子どもたちに“美味しい”と思わせられるかどうかは、また別の話で。

やっぱり、注目すべきなのは、その授業や教材がどういう考えをもとに、何を狙ってデザインされたのだろうかというところだと思うんですよね。(だから授業だけ見て、ちょっと写真だけとって、協議会出ずに帰られた先生も多かったのは、ちょっと残念に思いました)

*****

そういうところからきた「準備が大変そう」「時間がない」のコメントだとしたら、それはよくわかります。

でも、UDLそのものが、「準備に時間がかかる」という印象を与えたとしたら、

ちょっと誤解もあるかもしれません。

もう少し話を続けたいと思います。(次回に続きます)

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犬用バリカン(プロ仕様)を購入して、獅子丸の毛を自分でトリミングしてみたのですが・・・・人間の子だったら「かあちゃん、おれ、明日学校行けない」と言われてしまいそうなガタガタまだら模様に・・・・。腕、磨きます。

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