いずこも同じ?! 米国版モンスターペアレント対応マニュアル本|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

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いずこも同じ?! 米国版モンスターペアレント対応マニュアル本

これ、おもしろいです。

難しい親への対応―保護者とのより良い関係の築き方

難しい親への対応―保護者とのより良い関係の築き方
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2010-11

この数日、ハマって読んでます。

まず、時代背景に伴って教師と親との関係が変化していること、保護者対応に苦労する教師が増えていることは、万国共通なんだということがよくわかります。米国でも、新採用の先生の約半数の教師が辞めていて、「要求の強い親との対応」が退職理由のトップの一つに挙がるとか。

さらに、本書はユーモアに富んだ表現で“難しい親”をタイプ分けしその特徴やエピソードを紹介しています。「ピノッキオの母親」(うちの子が嘘をつくはずないと思い込んでいる親)とか、「脅迫する親」(教師に対して高圧的な態度で、自分の要求をかなえられないと気が済まない親)、「ヘリコプター・ママ」(常に子どもの周囲を“旋回”していて、学校でのあらゆることに介入してこようとする親)・・・・などなど。思わず笑っちゃうんですが、決してふざけた本ではなく、著者の分析や、対応方法の助言は、豊富な経験に裏付けられた実践的なものです。

アメリカ人らしいなと思う表現や、米国独特のエピソードも多いのですが、それがかえって、少し距離感を持って読めていいような気がします。アメリカの映画やドラマを見ているような感覚ですね。こういう問題って、日本人は鬱々と悩んでしまいがちですが、やっぱり自分自身も含めて状況を客観的に見るには、ユーモアのセンスは大切ですし、他の国の話と思うとちょっと気楽に受け止められるかも。とはいえ、本書に登場する様々な保護者の無理難題は、日本の学校でも共通するものが多いのではないでしょうか。

教師向けの実用書ではありますが、親御さんもきっと楽しく読めると思います。「親」という立場に立つと、とかく「我が子中心」の視点でものを見てしまうのは当然のことなのですが、それがゆき過ぎると、学校とのコミュニケーションはなかなかうまくいきません。「教師」の視点から見た・・・つまり、学級・学校の一員としての「我が子」を見る視点も持っておくことは、知らず知らず自分がモンスター化してしまうのを防ぐのに役立つと思います。

まぁ、あれこれ講釈をたれるよりも、「面白いから読んでみてよ」というのが本音です。

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まるで話が逸れますが、本書に登場する「マントを着た正義の味方」(自分の考え方や原理を誰もが(学校全体が)受け入れるべきと考えている親)の項を読んでいたら、なんとな~く、どこぞやの(前)知事を彷彿とさせるなぁなんて思ってしまいました。                                                                                                                                                                                                            

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「脱いだ上着はクローゼットにしまってね」(なぜソファーの上に服が積まれていく?)

「手を洗ったら、タオルで拭いてくれる?」(なぜ洗面所やトイレが水しぶきだらけに?)

「使ったティッシュはゴミ箱に捨てようね」(なぜテーブルの上にいつも使用済みティッシュが?)

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