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朝日新聞教育面で発達障害の連載やってますね。

今週から、朝日新聞の教育面連載「いま、子どもたちは」のシリーズが

発達障害をテーマにしています。

10年前は、新聞に発達障害のことが少しでも出ると

食い入るように読んだものです。

もっともっと理解をひろげるために、もっとよく知って、もっと取り上げてほしいと

メディア関係の知人たちにもよく話していました。

やがて発達障害基本法が成立したり、特別支援教育が始まったりを経て

最近は私自身に“慣れ”のような感覚があって、

以前に比べれば、少しは認知されるようになってきたんじゃないかという思いもあって、

この連載も、ちょっと流し読み気味・・・・・だったのですが

「朝日新聞でアスペルガーの子の話、いまやってるね」

って、プライベートで親しい人に言われて、ハッとしました。

そっかぁ。

仕事の現場にいると、目新しくも感じないけれど

まだまだ、“一般的に” 理解が浸透したとは、言えないもんなぁ、と。

たとえば、欧米に行くと、美術館でたまたま会った人とか、飛行機で隣り合わせた人とか

そんな、ごく一般的な人に

「自閉症や学習障害の子どもたちにかかわる仕事をしている」と話しても、

「あぁ、それは面白そうだね」とか「素敵な仕事をしてるね」って

自然に話がつながっていきます。

10年以上前、日本なら「それ、どういう子たちなの?」って聞かれて、いちいち説明しなきゃいけなかった頃の話です。

新聞を見て話を振ってくれた彼は、

先日、職場の同僚の言動・態度に困っているという話があって、

よくよく聞けば聞くほど、確信した私は

「その人さ、もしかしたらアスペルガー症候群の傾向がある人なのかも」と伝えたのです。

どうして相手の目を見て話をしない? どうして同じ部屋にいるのにわざわざメールで連絡してくる? どうして「あとは適当に考えてやって」と指示すると「ちゃんと説明してください」と怒る? どうして「お前アホちゃうかぁ」って軽く言っただけで過剰反応する? どうして・・・・

彼が困ったり腹を立てていたりしていたこと同僚の一つひとつ言動について、「それはね・・・」と私が“理由”と“対処方法”を説明したら、

「そうなんや~! それきいたら、全く腹が立たなくなった。そもそも専門知識も能力も十分ある社員なんやから、適材適所でいけば何の問題もないわ」

と、妙に喜んでいたっけ。

発達障害に限らず、世の中には色々な、自分とは違うタイプの人たちが存在する。遠いどこかの話ではなくて、目の前や、すぐ隣に、ごく当たり前に。そのことを知るだけで、きっと社会はもっと生きやすくなると思うんです。お互いに。

だから、こうして断続的に、メディアが取り上げることも、まだまだ必要なんですね。

もちろん私も、「伝える」を続けなきゃ。

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結局、テレビはふつうに映っています。チャンネルは、今まで通りの数字ですが。たぶん、マンション全体で何らかの対応がされてたんだろうなぁ。にもかかわらず、忙しくて浩市さまを見られずにいる私に、励ましのクリックを。。。

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