ダイヤは買えなくても、初心は取り戻した。|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

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ダイヤは買えなくても、初心は取り戻した。

ニューヨーク、フリーな一日です。

今日、ちょっといいことがありました。

話は2002年、初めてのニューヨークを訪れた時に遡ります。

初訪米の“お上りさん”の例にもれず、有名な5番街のあの「ティファニー」に入った私、

きらきら輝くダイヤの光にうっとり・・・!

記念に一つ欲し~い!

でも、当然、私には手の届くお値段ではなくて。

映画「ティファニーで朝食を」では、オードリーのセリフに

「40歳前でダイアモンドを身につけるなんて、ダサいじゃない?」

みたいなのがあるんですが、それを自分に言い聞かせ

石のついていない、プラチナのピアスを購入したのです。

これだって、当時アンダンテを立ち上げたばかりで、わずかな収入しかなかった私には

到底ありえない衝動買い。

「仕事を軌道に乗せて、40歳を超える頃には、ダイヤが買えるようになるのが目標!」という印にしたのです。

ところが、その決意の象徴のピアスを、私、片方なくしてしまったのです。

もちろん探しまくったし、警察にも駅にも届けた。でも見つからない。

ピアスを片方なくすのは、指輪やペンダントをなくすよりも悔しいもので

なぜなら、なくしていないもう片方が、出番もなく恨めしそうに手元に残る・・・。

銀座の本店で事情を話したら、在庫があれば割引価格で片方だけ売ることは可能と言われたのですが、残念ながらそのデザインは既に製造されておらず、「国内すべての店舗の在庫をコンピューターで調べましたが、ございませんでした」とのこと。

で、すっかりあきらめていたのでした。

それから5年近くの月日が流れ

今回出発前に、ふと、「ひょっとして、NYには、あったりして?」と思いつき、取り残された片方を、持ってきてみたのです。

今日さっそく、それを手に5番街へ。下手な英語で説明するのは勇気がいりましたが、調べてもらったら「1つありました」。

やったー!

買った当時の値段と、片方だけ買う値段がほとんど同じだったけど

※後日、カードの明細見て気付いたんですが、ゼロを一つ勘違いしていました。なんと、ピアスの片方を、購入時の10分の1の値段で手に入れられたみたい。めちゃめちゃ得した気分。。。(11月29日訂正)

5年以上、一人ぼっちでジュエリーケースに取り残されていたピアスが、再びペアになった喜びには代えられません。

実は、

まもなくアンダンテを個人事業から株式会社にする予定です。

とりあえず、10年頑張ってみようと、ここまで「歩いて」きました。

まだまだ課題も、やりたいことも、山積みですが

一つの節目だなと思っていたところです。

そんなときに、なんだか不思議な巡り合わせというか、初心との再会というか。

今後も、焦らず一歩一歩、身の丈に合った成長をしていきたいと思っています。

ちなみに、今の見通しでは

40になっても、当面(一生?)ダイヤは買えそうにありませんが。

買ってくださる方、遠慮なくお申し出くださいませ♪

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CASTでのミーティングに備え、明日はボストン方面へ移動です。

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