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「特別扱い」と言っている社会の方に障害があるわけだ。~SENS資格更新研修、備忘録
今日は、S.E.N.S(特別支援教育士)の資格更新研修へ。
自分自身の知識をリフレッシュ(更新)し、刺激を受ける、大切な機会です。
以下、私の覚え書き。
①特総研 柘植雅義先生の「行政に関する最新情報」
行政がらみの話は、ついていけないことが多いのですが、今日の講義はとても噛み砕いて意義を伝えてくださっていたので、興味深く最後まで聴けました。
ただ、世界の流れ、国の方向、行政の取り組みに対して、現場の意識が大きく離れていることを思わずにはいられません。(なんたって、個別指導計画は金庫にしまわれている)
ため息が出ます。
それと、「行政と研究と実践」が密接にかかわっているという最後のまとめ。その通りだと思いますし、よくわかります。が・・・・これも私の実感としては、日本ではそれぞれに、とても遠く離れているように見えています。「行政のための行政」「研究のための研究」「実践のための実践」が多くないですか? 他人事のように言うのではなくて、どうつないでいくか、あがくのが私の仕事だと思いつつ、つながる日が来るのか?!
②宮本信也先生(筑波大学)の「医学に関する最新情報」。DSM-5の動向に、「へー」とか「ほー」とか参加者のリアクションが大きいことが、個人的には驚きでした。教育の人間にとっては、もちろん医学的な捉え方についての知識もあるに越したことはないけれど、DSMの改訂が、現場の教師にそんなに影響あるかなぁ? (むしろ、指導上必要なのは、診断名よりその子の実態。それは変わらないわけだし)
それより、私には虐待と発達障害の関連の話の方が気にかかりました。支援につながりにくい現状を、どうするか・・・・。
③梅永雄二先生(宇都宮大学)「成人期の発達障害の現状と展望」
ASD(自閉症スペクトラム)の人たちにソーシャルスキルは本当に必要なのか? 友達100人できなくたっていいじゃないか。その問いかけには、ギクリとしますが、(私自身は、できるようになることを強要する必要はないと思うけど、知識として教えることは必要と考えます。「なぜうまくいかないのか」が分からず困っていることが多いので、自己理解と、困難回避のためにも)「ライフスキルを中心に」という提案と、適切なジョブマッチングの必要性に関しては、同感です。
④中邑賢龍先生(東京大学先端科学技術研究センター)「これからの指導法―ITの効果的な活用―」
本日の私の最大のお目当てでした。お話を聞いて、すっかりファンになりました。
実は先週の金曜に、先端研におじゃまして、いろいろな支援ツールについて教えていただいたばかりだったので(その話は、またいずれ)、ちょっと優越感です。
「読めないなら読めるように訓練しよう」「書けないなら書けるように努力させよう」ではなく、「読めないなら、読み上げの支援を」「書けないならワープロの使用を」という立場は、私も同じ。もっともっと声を大にして言っていこうと、あらためて思いました。
賛成!と拍手したくなった中邑先生語録。
「得意なコミュニケーションのチャンネルが(人によって)違う」
「本質は何か? 連絡帳は字を書く練習のためではなく、連絡を忘れないため、家の人に伝えるため。ならば、書けない子がICレコーダーを使ったっていいじゃないか」
「障害は人にくっついているものではなく、社会のそこらじゅうに転がっているもの」
UDLの前提が「障害は生徒にあるのではなくカリキュラムの方にある」という考え方であることや、SAが障害の診断名ではなく「何につまずいているか」という実態に着目して支援する考え方がベースにあることと、中邑先生のいう「医療モデルへの依存からの脱却を」が重なって、感じることの多い講義でした。
「特別扱いが本人を傷つけないか」「他の子の“ずるい”という声をどうしたらいい」
そんな質問が出ない時代にしていかなきゃと、強く思います。
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友人の結婚パーティーで、花嫁のブーケトスを取り損ねました。そーいやぁ、昔はこういう機会には抜け目なく合コンの一つ二つ取り付けてきたのに、すっかり腰が重くなったもんだ・・・と反省中の(?)はるえもんに、ワンクリック♪
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