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やれやれなシーズン~なぜ運動会は練習が必要なのか?
アンダンテでは、日々いろいろなことが巻き起こった、荒れ模様の2週間でした。
いいこと、お子さまたち。
- ノートは破り捨てるためのものではありません。
- 本棚の本は投げ散らかすためにあるのではありません。
- チェスの駒はおやつではありません。
- 椅子は振りおろして床を叩き鳴らすためのものではありません。
- そしてはるえ先生は、いつも天使のような癒し系のキミの口から「イミわかんねーよ、いーじゃねーかよ!」なんて言葉を聞きたくはありません。。。。
ミーティングで、「毎年恒例の、子どもたちの疲れがピークの頃だから、無理させないよう気をつけましょう」と、注意報は出していたのですが
ほんとにもう
早く終わってくれ・・・・
運動会!
緊張続きの4月から、GWで一息ついたのもつかの間、なぜか最近の東京は5月に運動会が主流。訪問する学校の子どもたちも、授業中はどことなくグロッキーな感じ。(ついでに言うと、先生方もお疲れな感じ)
子どもたちは好むと好まざるとにかかわらず、毎日毎日(しかもここのところ夏日が続いてる)、紫外線を延々と浴びながら、ダンスや組体操や徒競走の練習に、取り組まされているわけで。
私も子どもの頃、大嫌いでした。運動会が、というより、運動会の練習が。
ましてや、うちに来るお子様たちは
ルーチンで穏やかな生活を好み予定の変更や非日常なイベントが苦手な子や、
ピストルやマイク・スピーカー音が苦痛な子や
そもそもの集中力が短いのにストレスや疲労でさらに衝動性を高めてしまう子や
体の操作、運動そのものに困難があって、走ることや踊ることが大の苦手という子が
いっぱい。
いつだって、犠牲になるのは、弱いところ。
溜まっていたフラストレーションが、家庭や放課後の活動の場で吐け口(それも望ましくない形での)になっていることは、想像に難くありません。
しかしながら、個人的な考えではありますが、私にはどうしても
子どもたちにこれほどの負担をかけてまでやるだけの教育的価値が
どこにあるのか、わかりません。。。。
なぜ徒競走に、“学年練習”が必要なのか?
なぜ、ダンス(マスゲーム)や組体操を“全員で”やらなければいけないのか?
と、教員になった友人たちにぶちまけたことがありますが
誰も相手にしてくれませんでした。
ちなみに、外国人の知り合いや帰国子女だった友達の話によると
スポーツ大会みたいなのはあっても、
自分が出たい競技に自由に参加する形がふつうなようで、
練習を積んでお披露目するニッポン式の運動会は、彼らの目には異様に映るみたいです。
見てる限り、それも速く走るためのトレーニングをしてるわけじゃないですよね。
どっちかというと、運動会の進行を滞りなく行うための“仕込み”、のように見えるのですが、違うんでしょうか?
(運動会に限らず、体育で跳び箱や、逆上がりの指導に精を出すのも日本独特らしいと、最近知りました。どちらもクラスでただ一人できなかった私は、こればかりは日本に生まれたことを恨めしく思いました。大人になってから跳び箱や逆上がりができなくて困ったことは一度もないけど)
小学校の運動会は嫌いだったけど、(なぜか、春・秋と年に2回もあった記憶が)
町内の運動会は、楽しかったなぁ。回覧板が回ってきて、出たい種目にエントリーして、ビリッケツになりたくなかったから、走る練習も自主的にしてたなぁ。
もちろん組体操の練習なんかないし。
走ることが面白いと知ったのは、高校時代に陸上部に入ってから。
誰に強制されたわけでもなく、自分が好きで選んだ種目だから、練習のつらさも半減だしモチベーションも高かったよなぁ。
だから運動会が悪いんじゃないです。
マスゲームだって、組体操だって、それそのものを否定するわけじゃないです。
でも、やり方は、どうなのかと。
いろんな種目を用意して(競争の要素が大きいものも娯楽要素が大きいものも、個人競技も団体競技も織り交ぜて)一人ひとりが好きな競技にエントリーすればいいと思うし、ダンスや組体操も希望制にしたらいいのにって思います。その方がみんなが楽しめるし、みんなが自分にあった努力や力の発揮の仕方を体験できるし、第一そんなに何時間も練習に充てなくてよくなるのではないかと。
土曜日に授業をやるより、運動会の形態を変える方が、学力向上にもつながるかも?
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明日は、穏やかな一日でありますように。
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