これから帰国します。 写真はコロンブススクエアより。 実は、ニューヨークの街って、全然バリアフリー化もユニバーサルデザインも進んでいません。 空港から宿の最寄り駅まで、エアトレイン+地下鉄が安くて便利なのですが、度々ぶちあたる階段に閉口しました。エレべーターありの駅を選んで乗り換えてるにも関わらず、です。 そもそも車社会のアメリカ、タクシーにすればいいのにとバーンズさんに言われたのですが、初めてＮＹに来たとき、マンハッタンの渋滞でえらい目に逢ったトラウマがあり、つい地下鉄にこだわってしまいます。

帰りは同じ失敗はするまいと、昨日は地下鉄マップを広げて慎重にアクセシブルな乗り換えルートを割り出し、念には念を入れて実際にリハーサルまでして今日は完璧とスーツケースを転がして地下鉄に乗り込みました。が、最初の乗り換えであえなく撃沈。ペンステーション(ニューヨークの東京駅みたいなとこ)で本日、空港方面の地下鉄は停まりませんと。出たっ…。ＮＹの地下鉄は平気でこーいう運行変更をしょっちゅうします。東京では有り得ない！ じゃあ、どこに行けば乗り換えられるのかと、張り紙の案内(これも、分かりにくい)にあった駅をまたマップで調べて右往左往するうちに、一時間たってもまだマンハッタン中心部を抜け出せず、時間切れ。観念してタクシーに乗りました。ちなみに、タクシーは50ドル、地下鉄とエアトレインだと7ドル。敗北感…。

何が言いたいかというと、よく日本はダメだ、欧米より遅れてるって言うけど、私は全然そんなことないと思うのです。バリアフリー法が出来て、東京の交通機関や公共施設は一気にバリアフリーが進みました。発想や意識の転換が遅いだけで、技術や能力に関しては、モノもサービスも日本の方がむしろ上だと、私は確信しています。 教育のユニバーサルデザインだって、カチコチの頭を柔らかくすれば、絶対にできるはず。 そのために、どうぞ皆さんの力を貸してくださいね。

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