「自己調整学習」って何だ?~今後注目のキーワードと見ました。|アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ

お問い合わせ

電話番号

電話番号

ブログブログ
  • HOME
  • ブログ
  • 「自己調整学習」って何だ?~今後注目のキーワードと見ました。

新しい記事

「自己調整学習」って何だ?~今後注目のキーワードと見ました。

UDLを読み進めていると

self-regulationという単語に出会いました。

ん? なんだこれ? 自己規制? 自己調節?

よくわからないままいたのですが、たまたま新聞広告でこんな本を見つけ

自己調整学習の理論

自己調整学習の理論
価格:¥ 3,990(税込)
発売日:2006-09

どうやら、これのことなんじゃないかと、図書館で借りてきて読んでみました。

でも、10ページくらいで、沈没。。。

私には、長く、難しすぎました。

でも、まちがいなく、これのことだと思われます。どうしても「自己調整」の意味を理解したい。

もう少し、私でも読みやすい本はないものかと探してみたら、こんな本がありました。

自己調整学習の成立過程―学習方略と動機づけの役割 自己調整学習の成立過程―学習方略と動機づけの役割
価格:¥ 2,625(税込)
発売日:2009-10

こちらは、なんとか読み切りました。

とても興味深いです。

ただし、これも、心理学の研究論文に慣れていないと読みにくい本ではありますが。

因子分析やら分散分析がどうとか、相関係数とか標準偏差とか、信頼性とか妥当性とか・・・・だめだ、頭痛くなるので、この辺りは流して。。。(教育心理学専攻のくせに

もう少し何回かじっくり読んで、消化したいところですが、今日図書館に返さなければいけないので、とりあえず。

本書では、「自己調整」の概念について、いろいろ考え方があることを紹介したうえで、

学習者が、メタ認知、動機づけ、行動において自分自身の学習に能動的に関与していること」(Zimmerman 1986, 1989)という定義に拠っています。

もっと私なりに噛み砕くと

自分で自分の学習の仕方を考え、自分でやる気を起し、自分から行動して勉強する・・・そういうことができること

を「自己調整学習」ととらえればよいのでしょうか。

自ら主体的に学ぶこと、学習における自主性や自律、・・・・そういうことばは、なじみがありますよね。

親に怒られるからやる、宿題だからやる、テストがあるからやる、・・・そういう学習ではなくて、その必要性と意義を自分自身が理解して、自分からどのように学ぶかを考え、意欲的に、主体的に学習する、

ともすれば、当たり前すぎて意識さえしていないことさえある概念ですが

それを「科学」すること。

欧米ではすでに進んでいるようです。

間違いなく、日本でもこれから「来る」と直感しました。

本書の中で筆者は

組織的、計画的で、実効性のある学習方略の指導が十分になされているとは言い難い」現状を指摘し、「学校教育場面において積極的に質問を受け付けたり、学習方略の使用を実践してみせたりするような状況がもっとあってよいと思われる」と述べています。

同感。それってすごく大切だと、私も常日頃から感じています。

たとえばうち(アンダンテ)に来る子どもたちの中にも、学習意欲が低下してしまっている子や、本来持っているであろう力を発揮できていない子たちには、学習そのもの以上に「学習のしかた」を教えることで、ぐんと伸びる場合がありますし。

なかなか面白いテーマだと思います。自分がやっていること、これからやろうとしていることにも、大きくかかわってくるし、もう少し勉強したいな。

そんな私も「自己調整学習者」、かな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

全記事、今回と、2回連続「アップしようとしたら消える」という憂き目にあっている私に、

あなたの励ましのクリックを・・・

↓↓↓

★この記事を面白いと思った方、当ブログを応援してくださる方は、

にほんブログ村 教育ブログへ本日も1クリックをよろしくお願いします。

【にほんブログ村 教育ブログ】へリンクし、人気ランキングの1票となります。

*当ブログ上の情報およびコンテンツの著作権は全て筆者に帰属します。
*トラックバックは歓迎♪

アーカイブ

アンダンテ西荻教育研究所・アンダンテプリモ